今日2つめの見学地は石ノ森萬画館です。この石ノ森萬画館もサンファン館同様、7/30~7/31はカムチャッカ半島を震源とする地震による津波警報で臨時休館していたそうです。津波の被害がなくてよかったし、無事に見学できてよかった…。
石ノ森萬画館
建物外観


石ノ森萬画館は、JR石巻駅から徒歩15分、北上川の中州にあります。着陸したUFOのような独特の外観です。実際、この建物は石ノ森章太郎氏が宇宙船をイメージしてデザインしたのだそうです。突き出た部分はモビルスーツの射出カタパルト…ではないと思いますが。
屋外展示
石ノ森作品のキャラクター像たち
入口付近には、石ノ森作品の登場キャラクター等身大像が多数並んでいます。

仮面ライダー。テレビ番組よりもコミックに寄せたデザインのように思います。

『がんばれ!!ロボコン』よりロボコンとガンツ先生。ガンツ先生が地面に埋もれているんですが、どういうシチュエーションなんでしょう?

これは『仮面ライダードライブ』に登場する主人公の愛車トライドロンの撮影に使われた車両だそうです。

駅と同じく、入口の庇の上には『サイボーグ009』の002ジェット・リンク。
手形

入口に向かう通路には、有名漫画家の手形が並んでいます。
奥の方には石ノ森章太郎氏の手のブロンズ像があるのですが、写真が撮れていませんでしたOrz
1階
受付~グッズショップ

入口を入ってすぐ、人気作品の主人公キャラクターたちが集合したパネル。キャラクター部分は立体になっています。内容からすると東日本大震災後の再開時に作られたものでしょうか?一番上の『宇宙船』は萬画館そのもののデザインのようです。

壁を突き破って何かが突入していますが…
空飛ぶロボコンとフラッグ

天井からは多数のフラッグがつり下げられています。公式サイトの記述によると、この中には『間違い』があるらしいのですが…。また行く機会があったらじっくり探してみようかな…。

空中にはプロペラを展開したロボコンもいます。時々喋るらしいのですが、その瞬間を見損ねました…。ところで頭の上のアンテナ?ってこんな蚊取り線香みたいなデザインだったっけ?と思って後で調べたら、テレビ番組では小さなパラボラアンテナのようなデザインでした。
石ノ森バイオグラフィー

一階奥。このあたりはもう入場料が必要なエリアかな?石ノ森章太郎氏の生い立ち・人となりを紹介するコーナーです。

トキワ荘の模型だそうです。石ノ森章太郎氏のほか、手塚治虫氏、赤塚不二夫氏、藤子不二雄氏など有名な漫画家が居住していたことで有名なアパートです。
映像ホール
入場料だけで鑑賞できるシアターです。僕は『龍神沼』『ジュン~春の針~』の2本を観賞しました。他に『シージェッター海斗 -特別編-』『消えた…赤ずきんちゃん』の2本が観られるようです。次に石巻に行く機会があったら、朝イチで突入して残りの2本も見たいな…。
萬画館入場料のみ、追加料金なしで利用できます。
2階(展示室)
展示室は2階にあります。
企画展示室

僕が行ったときは、『伊藤潤二展』が開催されていました。
サイボーグ009の世界

常設展示室は2階をぐるっと一回りする円周上にならんでいます。まず最初は『サイボーグ009の世界』。00ナンバーサイボーグたちの基地をイメージしているのかな?9人のサイボーグたちの等身大像がならんでいます。細長く湾曲しているので全景が撮りにくいのですが。
仮面ライダーの世界

次は『仮面ライダーの世界』です。1971年の『仮面ライダー』の主人公・仮面ライダー1号から、現在放映中の作品まで、歴代ライダーのマスクがずらりと並んでいます。
※写真では1994年までしか確認できませんが、その後の作品は次の部屋にあります

『サイクロン号に乗る!!』という体験(アトラクション)展示。『仮面ライダーの世界』にはこれともう1つ体験型展示がありますが、これらにはプリペイドカードの購入が必要となります。
時代劇の世界

時代劇の世界、と題されたコーナーですが、石ノ森作品で時代劇のような設定の作品は読んだことがありません。サイボーグ009や仮面ライダーと異なり、個別の作品をモチーフにしているわけでもないようです。

案内書きに従って障子の穴から覗くと、このようなイラストを見ることができます。
なお、壁沿いにあるパイプは、他のコーナーと繋がる伝声管になっているようです。複数できている場合は試してみるのも面白いでしょう。
HOTELの世界

HOTELは、僕が知っている石ノ森作品の中では唯一、普通の人間しか出てこない作品です。といっても原作コミックではなくテレビドラマを見たことがあるだけなのですが。
ホテルのフロント風のセットには、テレビドラマ版の主人公・赤川一平(高嶋政伸さんが演じていました)の等身大パネルが。

その向かいには、赤川一平と同じ制服の人物が…背中のパネルを開いて、石ノ森章太郎氏を思わせる人物にメンテナンスされている??ロボット????HOTELはSFではない現代劇だと思っていたんですが…
このコーナーには、ホテルのどの職が適正かを診断するコーナー(まぁクイズコーナーですね)があります。
シージェッター海斗の世界

シージェッター海斗とは石巻市のご当地ヒーローです。石ノ森章太郎氏がデザインした、テレビ特撮番組『超神ビビューン』に登場する超神バシャーンのボツ案がもとになっているとのこと。水上オートバイを駆り、海と自然の破壊を企む悪の軍団ヒメラニアン帝国と戦うという物語で、コミック3巻・主題歌CD・15分の実写映像などが制作されているそうです。このうち実写映像は1階の映像コーナーで定期的に上映、コミックやCDはグッズショップで販売されています(ただしコミック第1巻は売り切れ再版予定なし、CD第1作は東日本大震災で在庫がすべて流失して現在は入手不可能のようです)。
石ノ森章太郎氏愛用の品

常設展示の最後には、石ノ森章太郎氏愛用の品が展示されていました。一番右側の虫はなんだろう?と思ったのですが、よく観たらタバコが挟まれています。どうやら灰皿のようです。
3階
3階には漫画家たちのサイン色紙などが飾られた『石ノ森章太郎の仲間たち』、自分が描いた絵をアニメとして動かす体験ができる『マンガ家入門』、映像を見ることができる『デジタルアーカイブ』、6,000冊の蔵書を誇る『図書ライブラリー』などがあります。展示室よりむしろこちらの方が人が多かったので写真はありません。
カフェ BLUE ZONE

3階にはカフェもあります。窓外の北上川や、石ノ森作品キャラのフィギュアを眺めながらドリンクなどを楽しむことができます。

ソーダ350円を頼んでみました。グラスの水玉模様は、たぶんサイボーグ009の戦闘服がモチーフですね。
以上で、館内はすべて回ったと思います。
データ
| 関連サイト | https://www.mangattan.jp/manga/ (公式サイト) |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/fbsdurK858YR9k8B8 |
| アクセス | JR石巻駅より徒歩15分 |
| 開館時刻 | 9:00~17:00 |
| 休館日 | 火曜(祝日の場合は翌日に振替、GW・夏休み・冬休み春休みなどは開館) |
| 入場料 | 大人900円、中高生600円、小学生250円 |


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