米沢の郷土料理店【上杉伯爵邸】の米沢郷土料理

米沢城のすぐ近くにある上杉伯爵鄭は、本物の伯爵のお屋敷だった建物です。歴史的建築物としての見学も出来るのですが、郷土料理&米沢牛料理専門店として食事を楽しむことも出来ます。というわけで…

雪の膳 2,750円。

今回食べた雪の膳は、9品の米沢郷土料理を一度に食べられる献膳料理(殿様に出すのにふさわしい、という意味の造語)です。各料理名を盆の上の並び順通りに書くと

米沢牛の芋煮、ぶどうの寒天、紫蘇巻き

鯉のことこと煮、冷汁、塩引き寿司

うこぎご飯、おみ漬け、味噌汁

です。

芋煮は山形名物料理として有名ですが、さすが米沢では米沢牛をつかったボリューム感のある料理になっています。

紫蘇巻きは柔らかく甘味の強い味噌をシソの葉でくるんで油で揚げたものです。

鯉のことこと煮は上杉鷹山公が食糧不足を補うために養殖をはじめた鯉を美味しく食べるために工夫されたもののようで、骨まで食べられるほど軟らかく煮込んだ鯉のほぐし身です。泥臭さはありません。

冷汁は宮崎の同名料理とはまったく違い、ホタテの貝柱と干ししいたけで取られた澄んだだし汁で山菜や季節の野菜をマリネしたような感じです。

うこぎはトゲのある低木で、通常は垣根として・非常時は食用として利用できます。これも上杉鷹山公が食糧不足対策で植えることを推奨したものだそうです。

味噌汁は何の変哲も無い…と思いきや、米沢の名産である食用菊が使われていました。

うん、なんだかものすごい贅沢をした気分でした。このセットに米沢牛のステーキをオプションとして追加することも出来ます。僕はちょっと食べきれないような気がしたので献膳料理だけにしましたが。

上杉伯爵邸郷土料理 / 南米沢駅西米沢駅
昼総合点★★★☆☆ 3.4

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