りかちゃんキャッスル

1泊目はいわき駅前に一泊、2日目は三春城の攻略のためいわきと郡山を結ぶ磐越東線ばんえつとうせんの三春へ向かうのですが、地図を見ていて途中駅の小野新町おのにいまちの近くに『城』らしきものを発見、寄ってみることにしました。

小野新町駅

小野新町駅は、無人駅の多いこの路線のなかでは珍しく、みどりの窓口がある比較的大きな駅です。

なお、2022年9月現在、小野新町~郡山間は1日に14本の列車がありますが、小野新町~いわき間は1日に6本と郡山方面の半分以下しかありません。8時台の便の次は14時台と5時間以上間があいていますので、鉄道利用で見学する場合はご注意を。

駅待合室に飾られているジオラマにもしっかりりかちゃんキャッスルが…。

いざ登城

つーわけで10分ほど歩いて『リカちゃんキャッスル』に到着。門が閉まっていますが、見学者は写真左フレーム外にある通用門から出入りします。

りかちゃんキャッスルのすぐ近くにある橋の上、これはリカちゃんでしょうか…?

前のリカちゃん?の向かいにはこんな像があるのですが、誰だかまったく判りません。

間近で見上げるとなかなか迫力があります。

リカちゃんキャッスル

エントランス

エントランスホール。人間大のリカちゃんが出迎えてくれます。
誰もいないように見えますが、開館直後に入場した人がみんな2階のメイン展示室に行ってしまった後、奇跡的に無人になった瞬間に撮りました。2階は結構にぎわってます。

リカちゃんミュージアム&ムービングリカちゃん

展示室では、リカちゃん人形の開発史が見られます。まずは1967年に発売された初代モデル。リカちゃんって実は僕より歳上なんですよね。

1972年にモデルチェンジされた2代目リカちゃん。デザイン面では目の中の星が1つから3つに増え、また商品としては足裏にマグネットが仕込まれてスチール製の台の上なら自立できるようになりました。

1982年にモデルチェンジされた3台目リカちゃん。耳が小さくなり、髪色が変更され、髪型は前髪を目の上で切りそろえた(いわゆるぱっつん)ストレートロングになりました

1987年から現在まで発売が継続されている4台目リカちゃん。初代より身長が1cm伸び、全体的にスタイルがよくなり、また目をたれ気味にして親しみやすい顔立ちになったのが特徴。

初代の時代、60年代に流行したグループサウンズ、ミニスカートなどを反映した衣装。

こちらは2代目の70年代。ボウリングが流行っていたんですね。背景写真にある大阪万博や、上野動物園にパンダのランラン・カンカンがやってきたのも1970年代でした。

80年代、アイドル全盛期。当時の人気テレビ番組『ザ・ベストテン』を模したディスプレイです。この時代のステージ衣装は、現在も『正統派アイドル』のスタイルとして受け継がれていると思います。
それにしても懐かしいな右奥の順位表…。

90年代。サッカー、サーフィン、テニスなどスポーツウェアが多いです。Jリーグ発足、長野オリンピック開催など、スポーツで素直に盛り上がれた時代でした。

こちらは『リカちゃんタウン』。人形遊びをするための舞台となる『ハウス&ショップ』が並んでいます。
僕も実はドールハウス、特に何らかのギミックのあるものには興味があるので、このケースの中のものは手に取ってみたかったですね…。

こちらは人形本体の商品パッケージ。リカちゃんシリーズは原則として同じ商品の再発売はしないのだそうで、古いものは箱さえ貴重なようです。

リカちゃんのおへや

こちらは記念写真のコーナー。テーブルの上にはケーキも乗っています。
 
衣装レンタルサービスもあり、見学者のうち女児はほぼ例外なく、大人の女性も半分くらいはおそろいのドレス姿で、この実物大セットの中で自由に写真が撮れます。
 
つーかおっさん一人の見学者なんか他にいねーよ。

こちらは勉強机ですね。引き出しのいくつかは開けることができ、ちょっとした小道具を見ることができるようになっています。

ARでなりきり世界旅行

『なりきり世界一周』コーナー。福島空港から海外へ飛び立つという設定のようです。

まずはパリ。
このコーナーでは、各セット近くに掲示されているQRコードを読み込んでARソフトを起動すると、セットの中にそれぞれの街にあった衣装のリカちゃんの姿が映り込むというしかけです。

こちらは香港。東芝の看板がやたらと目立ってますが。

3箇所目はハワイ。

…そしてなぜ最後はケニアなんだろう。

ARで撮影して見ましたが大きさのバランスが悪いですね…

アップルガーデン

小規模ですが庭園もあります。そういえばエントランスの等身大人形が『りんごの木がある』とかなんとか言っていた気がしますが、どれだろう…。

建物内は飲食禁止ですが、このアップルガーデン内は飲食可。入口付近に飲食売店『アップルガーデンカフェ』があり、ワッフルやソフトクリームなどを購入することができます(季節によりメニューは変わるそうです)。

見学終了。お城の裏には普通の建物が繋がっていますが、じつはここはリカちゃん人形の製造工場です。日本唯一の一貫製造工場らしいです。2階見学通路からも、髪を植え顔を描く仕上げ工程の作業を覗くことができます(工場部分は撮影禁止なので写真はありません)。

というわけで、おっさん1人にとっては非常に場違いな感じではありますが、見学自体はなかなか楽しかったです。

データ

Webサイトリカちゃんキャッスル公式サイト
地図GoogleMap
アクセスJR磐越東線 小野新町駅より徒歩10分
営業時間10:00~16:00
休業日月曜
入場料大人(高校生以上)1,000円、2歳~中学生800円
※公式サイト内に割り引きクーポンあり
備考駐車場あり
館内にトイレあり
入場門付近に飲食売店あり(ただし飲食は庭園のみ)

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