では上田城に突入します。
大手通をまっすぐ来た場合、城址公園内に入るにはこの【二ノ丸橋】を渡ります。
写真で判るとおり場所が同じというだけの近代橋。車も通れます。
渡った先が上田城二の丸ですが、現在は市民会館、市立博物館などが並ぶエリア。
二の丸全体を囲む堀は残っていますが、当時の建物などはなし。
市民会館の駐車場をぬけてさらに進むと、
本丸の入口である【東虎口櫓門】。
北櫓、南櫓とあわせて3つの櫓が並ぶ大型建築。
明治時代の廃城の折、市内の他の場所に移築されていものを現在の場所に再度移築したのだそうです。北櫓、南櫓、そしてあとで紹介する西櫓はほぼ同じ形をしています。当初は本丸にこの形の櫓が7棟あったそうです。
駅前のBASARAの絵の背景はこの櫓門のようですね。
【真田石】
東虎口櫓門の右手の石垣の中にある、一つだけ飛び抜けて大きな石。高さ2.5mもあります。
真田信之が松代に転封された際、この石を運ぼうとしましたがまったく動かなかったという伝説があるそうです。
裏側からこの北櫓・門櫓・南櫓の中に入ることができます。
…近くで見る方があまり大きく感じないような…
※100名城スタンプはここではなく市立博物館受付にあります。
【南櫓】1階。
武具、駕籠などが展示されています。
これは上田藩主となった松平家の甲冑、鉄切付金小札色々威二枚胴具足。
奥に見えているのは、旅の途中で死去した真田信之の妻の遺骸を運んだと伝えられている駕籠。
南櫓2階からの眺め。
2階でこの眺めとは…南櫓の南側の土地は本丸よりかなり低くなっているのがわかります。
南櫓2階にあった上田城の模型。
写真ほぼ中央に本丸、大手通が右に向かって延びています。
現在残っている土塁の上にずっと長屋が続いていたんですね。
2階全景。
このとおり比較的小規模な櫓です。