川越城

【航空発祥記念館】の見学後。
時刻は15時頃。
ちょっと半端な時刻だなぁ、、、、
と思って駅で路線図を見ていたら。
ここからだと川越が近い…!
ということに気付きました。
(こっちの方へはまったく来ないので…)
川越には、『城巡りリスト』の中に入っている【川越城本丸御殿】があるはず。
というわけでそちらへ向かうことに。


事前準備なし。
本川越駅で地図の載っている観光パンフレットを探して、
それを見ながらだいたいこちらの方かと歩き出し…
迷いはしなかったのですが、ちょっと遠かった。
現地まで歩くこと25分。
…地図には距離が書かれていなかったので(笑)
川越の街並み
でも、道中で古い蔵を改造したと思われる店が並んでいる商店街【蔵造りの街並み】や、
時の鐘
木造の時計台【時の鐘】などをみられたので、
タクシー等でさっさと通過してしまうよりよかったと思います。
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さて、川越城です。
川越城は太田道灌によって築城され、江戸時代には徳川家の重臣が次々に城主となった重要拠点の1つでした。…しかしながら設備は質素というか地味というか、天守閣はなく、本丸御殿の他には櫓がいくつかあっただけ、のようです。
残念ながら現存しているのは本丸御殿の一部である玄関、大広間、家老詰所のみです。本来は離れた場所にあった家老詰め所を本棟すぐ裏に移築した形で、内部が一般公開されています。
早速、突入。
川越城本丸御殿正面
これが本丸御殿の正面。
古い、重厚な玄関を入り、部屋を覗きながら廊下を歩いていきます。
ところどころに、川越藩の歴史・ゆかりの人物・川越城にまつわる逸話などの解説パネルが掲げられています。
(…実は最初の段落に書いた内容は展示の受け売りw)
川越城の庭
縁側?から庭を見たり。
家老詰所
家老詰所だけは、なぜか人形による当時の様子の再現展示がありました。
藩主は常時江戸詰だったため、川越城・川越藩は家臣たちの手によって切り盛りされていたそうです。
本棟に戻って、あとは三十六畳の大広間。
本丸御殿の大広間が現存している例は少なく、当時の建築・内装の様子を伝える非常に貴重な遺構だそうです。木の扉に描かれた絵も見事。
他に、当時の剣道着?、食器などの日用品、駕籠が展示されていました。
全体として展示ボリュームは少なめでした。
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まだ時間があるので、隣接する川越市立博物館も見学することにしました。
博物館の敷地は旧二の丸にあたるようです。
土器だの一般的な武家文化だのはどこにでもある展示ですが…
川越城下町ジオラマ
…先ほど歩いてきた街並みとほぼ同じ部分があるのを確認!
つまりあのあたりは江戸時代から残っているんですね。
太田道灌の生涯
…NHKの歴史番組のようなビデオ資料など。
『七重八重 花は咲けども 山吹のみの一つだに なきぞ悲しき』
『小机は先ず手習いのはじめにて、いろはにほへとちりぢりになる』
文化人だったのね…
…1つめは道灌の歌じゃないか。
『蔵』つくり
…蔵建築現場実物大ジオラマ~壁の内部構造が判る模型。
などなど、ここ独自の展示を面白く見学。
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太田道灌
帰り道、市役所前に太田道灌の像がありました。
ちなみに、このあたりは川越城の大手門だったそうです。
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周辺には他にも川越市立美術館や蔵造り資料館、川越歴史博物館、駄菓子の資料館、本丸御殿以外の川越城の遺構など見所がたくさんありそうです。またいずれ見学に行きたいですね。
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【川越城本丸御殿】
開館時間:9:00-17:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌日に振替)
入城料金:100円(博物館、美術館との共通券あり)、年末年始
#2008.10.21~2011.03まで保存修理のため休館になります
【川越市立博物館】
http://museum.city.kawagoe.saitama.jp/
開館時間:9:00-17:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌日に振替)
入場料金:200円(本丸御殿、美術館との共通券あり)、年末年始
僕は往復とも歩いてしまいましたが、駅からバスが利用できます。

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