4日目。
長崎市街を見学。
まずはJRを浦上駅で下車。
路面電車に乗り換えて【平和公園】へ。
長崎電軌【松山町】駅からすぐ、平和公園はこの階段を上っていったところにあります。
入口すぐにある噴水。
中央の黒いプレートには、
『のどが渇いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました』
と刻まれています。
この噴水には、水を求めて苦しんだ被爆者の霊に水を捧げ冥福を祈るために作られました。ちなみにこの形は平和の鳩の羽ばたきと長崎港を象徴する鶴をイメージしています。
有名な平和祈念像。
記念ではなく祈念となったのは像の作者の希望だそうです。
この日は8/10。
前日に慰霊集会が開かれていたため、公園内にはまだテントなどが残っていました。
この祈念像の周囲も撤去作業中。足場や作業員の姿が映り込んでしまっているのはそのためです。
公園内には他にも世界各国から寄贈された多数の像が飾られていました。
中国から贈られた【乙女の像】。
オランダから贈られた【未来の世代を守る像】。
母親が子供を危機から守っている姿を現しています。
ポーランドから贈られた【生命と平和との花】。
旧ソ連から送られた【平和】。
#他にブルガリア、キューバ、チェコ、東ドイツ、、、
#なぜか旧共産圏諸国が多いような気が…。
そしてこれがほぼ中央にある【長崎の鐘】。
ところで、現在平和公園になっているこの丘は、原爆投下当時は長崎刑務所・浦上刑務支所でした。爆心地からたった100m…爆発によって職員・受刑者他関係者全員が即死したということです。
公園内の数カ所で刑務所の遺構が見学できるようになっています。
写真は公園中心部にある、刑務所建物の基礎部分です。
また、浦上天主堂方面の出口付近には刑務所の塀が一部残されています。
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