横浜三塔物語
横浜の3つの塔、
キングの塔 こと神奈川県庁本庁舎、
クイーンの塔 こと横浜税関庁舎、
ジャックの塔 こと横浜開港記念会館。
すでにそれぞれの建物の内部も含めて見学してきました。
これら3塔を1度に見ることができるスポットをすべて回ると願いが叶うという伝説があり『横浜三塔物語』と呼ばれているそうです。
…って、各塔の見学レポートをご覧いただければ判る通り、3塔がすべて出そろったのは昭和に入ってから。せいぜい数十年で『伝説』もないものだ、と思いますが…
この話の元になっているウワサは2つあるそうで。
横浜から海外航路へ出航していく船の船員が、
三塔を見ながら航海の無事を願った
というものと、
三塔が震災や戦火をくぐり抜けてきたことから、
カップルが『困難を乗り越えていけるように』と願掛けするようになった
というものです。
…えーと。
ジャックの塔は震災で半壊したし、キングの塔とクイーンの塔は震災後に建てられたので、無事にくぐり抜けてはいないような気がするんですが…。
ま、まぁそれはともかく。
この3塔は近い位置に建っているのですが、3塔を同時に見るのは案外難しく、地上から同時に見ることができるのはたった3箇所しかないそうです。
県庁分庁舎玄関前
ではまず1箇所目、キングの塔こと神奈川県庁本庁舎の真向かい、県庁分庁舎の玄関前です。
この位置からなら、神奈川県庁庁舎の建物の両側にジャック・クイーンの塔が見えるはず、なのですが…。
木が邪魔で真正面のキングの塔さえ見えません(笑)
しかし、この写真を拡大してよく見ると、
写真右端にクイーンの塔(白トビしてますが)
県庁の左側、木の葉の陰にジャックの塔の先端部分
が写っています。
冬になって葉がすべて落ちれば見えるはず。
では次。
クジラの背中
2箇所目は横浜港大桟橋国際客船ターミナル、通称『クジラの背』の上です。
左からキング、ジャック、クイーンの3塔が並んでいるのが見えます。
海側からだと、かなり広い範囲でキングの塔とクイーンの塔を同時に見ることができるのですが、一番背が低く海から遠い位置にあるジャックの塔がほかの建物の陰になってなかなか見えません。
クジラの背の上でももっとも3塔をきれいに見える場所には、このようにマーキングがされています。
上の写真を撮ったのもこの位置。
大桟橋ホール前には、このように3塔がどのように見えるかを示したイラストも。
赤レンガ倉庫裏
3箇所目は、赤レンガ倉庫裏です。
赤レンガ倉庫付近から3塔が同時に見える、というウワサは聞いたのですが、なかなかジャックの塔が見えません。
地図で角度を確認すると、もっと大桟橋寄りでないと見えないような…
というわけで、1号館裏手からさらに岸壁に沿って進んでいくと…
見えた…
大桟橋からのものとほぼ同じ構図なので、いまいち面白くないですが…。
丁度見えた位置の足下に、やはり目印となるプレートがありました。
まとめ
さてこれで願いが叶うかな…
って、見える場所を探すのに夢中で願掛けするのを忘れていましたorz
海側の2箇所は3塔より東側になるため、午後になると逆光で見難くなります。撮影をする方は午前中~昼頃までがオススメ。