ねぶり流し館を出て、次は【赤れんが郷土館】へ向かいます。
途中で【竿燈大通り】を横断。
竿燈大通りは秋田駅付近から秋田市役所へ向かう秋田市のメインストリート。
竿燈祭り当日である今日は、中央分離帯の上に観覧席が設置されています。
僕も旅行への出発前に観覧席の予約をしてありました。
明るい昼間のうちにだいたいどのあたりか確認。
さて、赤レンガ郷土館です。
この建物は、もとは秋田銀行本店だったもの。
1階の壁が白、2階が赤というコントラストが美しい建物です。
明治の建築で、これ自体が重要文化財です。
では中へ。
赤れんが郷土館は、銀行の建物全体が博物館になっています。
エントランスホールは銀行時代に営業室だった空間。2階まで吹き抜けの高い天井にシャンデリアが。
旧営業室の奧には暖炉がありました。
この暖炉の脇から見学順路へ。
旧営業室の暖炉の真裏にあたる、旧頭取室。
こちらの部屋にも、営業室の暖炉と壁を挟んでちょうど背中合わせになる位置に暖炉があります。営業室のものとはかなり意匠が違います。
旧頭取室から旧金庫室へ向かう途中の旧書庫。
秋田地方の伝統工芸品が展示されていました。
旧金庫室。
重厚な扉はそのままに、中はビデオ映像展示室になっています。
部屋自体が金庫室、ビデオディスプレイも古い大型金庫の筐体を利用。
映像は秋田の自然や伝統の紹介でした。
2階へ昇る階段は、白大理石造りの上に赤絨毯が敷かれています。
2階・旧貴賓室。
石の模様の美しい、1階の2つに比べても贅沢な作りの暖炉。
旧貴賓室内には、当時のソファやついたて、銀行のマークなどが展示してあります。…あまり広くない部屋なのでちょっとごちゃごちゃしている印象ですが。
床の寄木の模様や、左手の壁に描かれたオリーブの文様などにもご注目ください。この建物の中でももっとも装飾に凝った部屋です。
旧会議室では人間国宝・関屋四郎氏についての展示が行われていました。
この写真は仕事場を再現した物。
もちろん作品も展示されています。
これ、金属板を叩いて作っているんですよね?
実に見事なものです。
2階から営業室を見下ろすことができます。
普通は絶対に見ることのないアングルなので、ちょっと不思議な感覚です。
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【赤れんが郷土館】
http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/ak/
開館時間:9:30~16:30
休館日:年末年始、展示替期間
入館料:200円(中学生以下は無料)
※赤れんが郷土館・ねぶり流し館・金子家住宅共通券は250円
見学所要時間:30分~1時間