米沢市上杉博物館

林泉寺から徒歩10分ほどで開館直後の【米沢市上杉博物館】に到着。
博物館とホールを合わせて、【伝国の杜】という、非常に立派な施設になっています。


米沢市上杉博物館.jpg
博物館では、2009.01.24~2010.01.11の間は大河ドラマとの連動で【天地人博2009】をやっています。そのため入場料は通常より高いのですが(笑)。
ロッカーに荷物を入れて見学開始。
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最初の展示は大河ドラマ関連。
番組の紹介文が長々と書かれていたり、俳優の紹介パネルがあったり。
特に好きな俳優が出ているわけでもないし、そもそも番組自体まったく見ていないので、イマイチ興味は湧かず。
撮影で使われた小道具や衣装の展示。
衣装はかなり細かいところまで作り込まれていますね。最近はテレビドラマでも解像度が上がっているし…。
小道具では、木にアルミ箔を撒いただけの刀、FRP製のつらら、ウレタンスポンジ製の石つぶて、ゴム製の鏃など。人にあたっても怪我をしないように、それでいて画面上ではそれなりに本物っぽい質感が出るように工夫されているようです。
#でもさぁー。それなら『手を触れるな!』ってのはどうなのよ?
#『固そうに見えるのに柔らかい!』
#『重そうに見えるのに軽い!』
#ということがわかってこそ面白いのに。
#それに他の歴史的展示物に比べれば貴重品でもなんでもないのに。
撮影エピソードを俳優やスタッフが語るビデオ上映に至っては…
…それは博物館でやることなのか、という気も。
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ドラマの進行と対比して、史実ではどうなったのかを解説するパネルやビデオなど。
歴史は詳しくないので『東北の関ヶ原』なんて初めて知りました。
#そーいや学校で習う日本史だと、上杉家っていつの間にかいなくなってるよね
家康の言いがかりにまともに反論してしまい、家康を激怒させたという『直江状』。
愚直なまでに義を通した戦国時代の漢…
…えーと、ちょっとまてよ。これって要するに、
状況把握能力に難がある
戦略的視点が欠落している
これが正しい、と思ったら自分を抑えられない
おまけに2万の大群で1000人に敗走するなど軍事指揮能力にも疑問
ってダメダメじゃん…。
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その他、当時の刀剣や絵図など。
屏風【洛中洛外図】は見応えがあります。
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続いて常設展示。
なにやらビデオ上映が始まるというので、まずそれを。
『我は戦った…』
などとナレーションがそれっぽいことをいいながら…
画面に『愛』の前立ての兜が映し出され、

『我は直江兼続の
   甲  冑  な  り  !  !  』

…って、おいおい!ギャグにしたいのかよ!
内容は、その時代の武将(おもに上杉関係)の甲冑の紹介でした。
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常設展示は、この種の博物館お約束の『武具』や『書状』などが多く文章で紹介しても面白くないので、ちょっと変わったものをいくつか。
『書状の折り方体験』。
戦国時代の手紙の出し方、ですね。
それっぽい文字が印刷された紙が用意されていて、ビデオ解説を真似して自分で折ってみられるようになっています。簡単、なのだけど…キレイにまとめるのは案外難しかったり。
『洛中洛外図バーチャルシアター』
屏風【洛中洛外図】の世界をCGアニメ化。屏風絵の中に入り込んだような面白さ。
『火縄銃を撃ってみる』
まぁ、簡単なゲームですが、火縄銃はものすごく玉が『落ちる』ということが体感できます。
(どのくらい真面目なシミュレーションなのか怪しい物ですが)
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出口直前、これだけは撮影可だったので、兜を三連発で。
まぁ、もちろんレプリカ…というよりオモチャみたいなものですが。
上杉謙信兜.jpg
上杉謙信だったかな。
上杉景勝兜.jpg
たぶん上杉景勝。
前立てが射撃の的にしか見えんw
直江兼続兜.jpg
で、今年になって急に有名になった直江兼続。
かくいう僕も今年になって初めて知ったんですがw
この前立て、造る人は大変だったろうなぁ。
#文句ばかりのようですが見学は楽しみましたよw
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【米沢市上杉博物館】
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugi.htm
山形県米沢市丸の内1-2-1
市民バス米沢市街地循環線【上杉神社前】下車
開館時間:9:00-17:00(16:30入場締切)
休館日:月曜(祝日の場合は直後の平日に振替)、ただし【天地人博2009】期間中は無休
入館料:常設展400円、ただし【天地人博2009】期間中は700円
見学所要時間:1時間半~

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