散策スポット
引き続き、岡城城下・竹田市街を散策。
キリシタン洞窟礼拝堂
広瀬神社のすぐ近く、住宅地からちょっと奥に入ったところに、キリシタン洞窟礼拝堂があります。
中川氏の以前の領主である志賀親次は、いわゆるキリシタン大名で、キリスト教を保護していました。そのため当時このあたりにはキリシタンが多かったのではないかと思われます。
しかし豊臣秀吉・徳川幕府はキリスト教を禁止し、全国的にキリシタン弾圧を行いました。そのためキリシタンはこのような場所でひっそりと礼拝を行っていたのでしょう。
凝灰岩をくりぬいて造られた洞窟は幅3m×奥行き3m×高さ3.5mで、奥の壁には祭壇として使ったと思われる窪みがあります。このような施設がきれいに残されているのは全国的にも珍しいでしょう。
武家屋敷
江戸時代の面影を残す武家屋敷通り。120mに渡って旧武家屋敷が並んでいます。
建物の中は観られません(たぶん個人の住宅です)。大人しく歩いて雰囲気を味わうだけにしましょう。
市立歴史資料館
武家屋敷から滝廉太郎記念館に向かって移動する途中、市立歴史資料館の前を通りました。建物の前には広瀬武夫中佐の全身像があります。残念ながら2016年の熊本地震で被害を受けて大規模改装中のため2019年まで休館とのこと。館内の見学はできませんでした…。
※2021年2月追記:竹田市歴史文化館・由学館と改名して2020年11月にオープンしたそうです
廉太郎トンネル
滝廉太郎記念館のすぐ近くにある小さなトンネルです。もとは明治中期頃に掘られた素掘りのトンネルだったのが、昭和62年(1987年)に『歴史の道』整備の一環として改修されたものです。
このトンネルには出入り口にセンサが設置されており、人が入ると滝廉太郎の曲が流れるという仕掛けになっています。曲は春~夏と秋~冬にそれぞれ3曲ずつ設定されているそうです。
…各曲ワンコーラス分流れるのですが、トンネルが短すぎてごくゆっくり歩いても一曲の半分くらいで通り抜けられてしまいます(苦笑)
データ
Webサイト | キリシタン洞窟礼拝堂 武家屋敷通り 市立歴史資料館 廉太郎トンネル |
Google Map | キリシタン洞窟礼拝堂 武家屋敷通り 市立歴史資料館 廉太郎トンネル |
アクセス | いずれもJR豊肥線 豊後竹田駅より徒歩10~15分程度 |
見学時間・休業日 | 市立歴史資料館は2017年8月現在休館中 他は自由見学(ただしいずれも民家の近くなので常識の範囲で) |
見学料 | 市立歴史資料館以外は無料 |
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