13:30。
いよいよ庁舎内の部屋に通され、まずはビデオで地震についてのお勉強。
続いて精密地震観測室の業務について、主任研究員の方から説明。
説明パンフレットの最終ページに、なぜか地震の揺れの実験装置(ペーパークラフト)がついていたり。
2班に分かれて見学開始。
最初に見学したのは【現業室】。
部屋のあちこちに大小のディスプレイが並んでいます。
各地に設置された地震観測機のデータが送られてきます。
松代の精密地震観測室を始め、円を描くように設置された各地の観測機に地震波が届いたタイミングによって震源の方向がわかるという仕組み。
地震を感知するとこの部屋から施設全体に警報が発せられ、観測態勢がとられます。
警報発令の実演もみられました。
過去の大きな地震の時に観測された波形。
これは東日本大震災だったかな?
2010年のチリ地震だったかな?
続いて【天皇の間】の見学。
ここは名前の通り大戦中に天皇の居室として作られた部屋です。
普段は窓の外から覗けるだけですが、見学会の日だけは中に入ることが出来ます。
作りは普通の和室です。
内装の一部は戦後になって改修されているのですが、
大戦中に作られたオリジナルの部分の方が使われている材料の質がよいそうです。
天皇の居室ですから、当時最高級のものが使われたのでしょう。
この掛け軸は新しそうですね??
天皇の間のすぐ外の廊下。
ちょっと判りにくいのですが、天井を見上げて撮影した写真です。
一番奧に見えるガラス板は戦後に作られた明かり取りの天窓です。
廊下の天井面から天窓までの長さがずいぶん長く見えますが、これは爆撃に備えて天井が分厚く作られているのです。
【皇后の間】もあるのですが、そちらは現在業務に使われているので見学不可だそうです。