松本城
14:30、松本駅到着。
松本駅前は大規模開発中のようで、駅前広場?ロータリー?の半分くらいは柵で囲まれています。
松本城の方へ向かうらしいバス停をみつけて行ってみると…
次のバスは30分後か…。
地図で見ると、駅から松本城までは1kmちょっと。
つまり僕の脚なら歩いても15分かそこらのはず。
本丸
到着。平城で、城址公園に入るとすぐ黒塗りの天守閣が見えます。
大天守に乾小天守・辰巳附櫓・月見櫓とよばれる小さな櫓が連結された複合連結式天守閣と呼ばれる形式で、黒塗りの堂々とした姿です。
本丸に入る黒門。
黒門を入ってすぐのところにあった『宇宙ツツジ』。
なにが宇宙なのかというと…タネが向井千秋さんと一緒に宇宙に行ってきたのだそうです。
管理事務所前で100名城スタンプをゲット。
天守
天守は一部補修工事中のようで、布で覆われた部分があったり足場?の金具が組まれていたりでした。
松本城天守は江戸時代に建造されたものがそのまま残っている現存天守です。
乾小天守
最初に入るのは乾小天守の1階です。
乾小天守2階。ここから狭い通路を渡って大天守の1階に入ります。
直接大天守に入れないのは、名古屋城と同じく防衛上の理由でしょうか?
大天守1階
大天守1階には城そのものの構造についての展示のようです。
展示されているものの1つ、鯱。
昭和の修理の際に新しいものと取り換えられた物だそうです。
懸魚の心材です。辰巳附櫓の破風のもので、創建当時の物と推定されているそうです。
大天守2階へ上る階段前です。
フロア外周が一段(約50cm)低くなっているのが判ります。これを武者走りといいます。
大天守2階
大天守2階は、鉄砲に関する展示コーナーになっていました。
数々の鉄砲の展示だけでなく、鉄砲の使い方・作り方・構造などについての解説もありました。
展示されている鉄砲の中の一つ、十手型の鉄砲。どういう使用法を想定していたのかよく判りませんが…。他にも短刀型、手のひらに乗るほど小さい物など変わった鉄砲がいくつも。
まるでスパイ映画のガジェットのようなものが、江戸時代に実在していたんですね。
大天守3階
大天守3階。この階は他に比べてだいぶ天井が低く窓もないのですが、『隠しフロア』を意図して設計したというわけではないようです。望楼型(和風天守閣の構造の1つで、2~3階建て程度の入母屋造りの建物の上に塔を乗せたようなもの)の入母屋の屋根裏部屋のようなものだとか。
大天守4階
大天守4階。柱が少なく見通しのよい空間になっています。
藩主の御座所として使われていたようで、一角が簾で囲われ、写真中央には派手な座布団も置かれています。
…他に何も家具がないので殺風景な印象ですが。
大天守5階
大天守5階。ここまでくると1フロアが大分狭くなっています。
5階には特に展示はなく、単に6階へとつづく階段があるだけです。写真でも判る通り、この階段が狭くて傾斜が急!途中ですれ違うのも一苦労なので、自然と見学者同士が声を掛け合って、10人くらい昇ったら10人くらい下りてくる、という具合に時間差一方通行になっていました。
大天守6階
大天守最上階。1階にくらべてずいぶん狭くなりました。
大天守最上階の窓から本丸を見下ろしています。
地面に引かれた線は本丸御殿の形を表しているのだと思います。
辰巳附櫓
大天守から下りて、出口は辰巳附櫓から。ここにも若干の展示物がありました。
月見櫓は補修工事中らしく見学できないようでした。