玉藻公園(高松城趾)2

続いて、【三の丸】と【内苑御庭】へ。
現在は本丸より西側が市街地になってしまっているため、三の丸が一番内側にあるように見えてしまいますが、本来は南側から入って『の』の字を描くようにこのあたりをぐるっと一周しないと本丸にたどり着けない構造のようです。


玉藻公園・内苑御庭.jpg
現在の内苑御庭は江戸時代のものではなく、大正時代に披雲閣が建設されたのと同時期に整備されたもの。枯山水の庭園です。
石組みには江戸時代のものも一部残っているそうです。
玉藻公園・ど根性松.jpg
【ど根性松】と名付けられた若木。
岩の割れ目に落ちた種から目が出た物。
何十年か後には盛岡の石割桜のような大木になるのでしょうか。
玉藻公園・披雲閣1.jpg
玉藻公園の中心にある【被雲閣】。
この位置にはかつて同名の建物があり、藩の政庁と藩主の住居として使われていましたが、明治期に取り壊されてしまいました。
玉藻公園・銀閣寺型手水鉢.jpg
被雲閣にある【銀閣寺型手水鉢】。
そういえば銀閣寺にも同じ形のものがありました…。
玉藻公園・披雲閣2.jpg
被雲閣を三の丸側から。
規模の大きな建物であることがわかりますが、江戸時代はこの2倍の御殿だったそうです。
玉藻公園・昭和天皇お手植松.jpg
【昭和天皇お手植松】
剪定の途中だったようです…。
玉藻公園・披雲閣3.jpg
被雲閣を正面から。
いまは公民館のように部屋を貸出しているようで、内部の見学は出来ず。
御庭側から千畳敷の部屋などをちょっと覗けただけ。
玉藻公園・陳列館.jpg
被雲閣のすぐ前、【陳列館】。
この中では高松藩・高松城に関する資料を観ることができます。
かつての高松城のジオラマや天守閣の模型なども。
入場無料。
玉藻公園・桜馬場.jpg
【桜の馬場】。
桜の名所だったのですが、平成16年の台風による高潮で冠水し、半数以上が枯れてしまったそうです…。現在、再整備のための計画が進行中とのこと。
玉藻公園・埋門.jpg
【旭門】に至る枡形と埋門。
玉藻公園・旭門.jpg
【旭門】と【旭橋】。
玉藻公園・中堀と艮櫓.jpg
旭橋付近から見る【中堀】と【艮櫓】。
ここは城の南東部…艮(うしとら)って北東のことじゃないの?と思った人はスルドい。
もともと城の北東部にあった櫓なのですが、昭和に入ってからここに移設されたのだそうです。
江戸時代からの現存建築、重要文化財。
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というわけで玉藻公園も一周しましたが…
正直に言うと、そもそも小規模な上にあちこち工事中でかなりガッカリ感があります。
先に見学した栗林公園がよすぎた…のかもしれません。
本丸の工事完了後&月見櫓の内部公開があるときに再訪するかな…。

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