奥ノ山

先ほどの分岐まで戻り、次は奥ノ山へ向かいます。
…って案内板落ちてるし!ボロボロだし!
奥ノ山南側斜面の細い道を進んでいきます。
土塁の切れ目を通ると突然開けた場所にでます。
ここが奥ノ山(散策マップ10)です。
北側の辺が65m、南側の辺が80m、高さが80mの台形の曲輪です。
奥ノ山は別名妙見郭とも呼ばれています。このあたりには妙見宮があったとされています。
このあたりには、発掘調査によって妙見宮の基壇14m四方が発見されたそうです。当時は周囲より1mほど高くなっていたそうです。
埋め戻してあるのか、いまはまったく判別できません。
※写真で大きく盛り上がって見えるのは倉跡との間の土塁で、基壇が発見されたのはその手前です。
倉跡
奥ノ山から土塁の切れ目を通って倉跡(散策マップ11)に入りました。
倉跡は内郭部で最も広い郭で、おおまかに120m×60mの長方形です。
ただし城山や奥ノ山と違って単一の平面ではなく、短い斜面を挟んで数カ所に段差があります。
IV郭から城山へ続く大堀切に入らず、舗装された道を直進してもここにたどり着きます。つまり、東山馬場・IV郭・倉跡と300m近くにわたって階段状に郭が連なっているのです。
倉跡の北西側から、セッテイ山との間の空堀を見下ろしています。
この位置に空堀に下りられる階段があるのですが、台風の影響か通行禁止になっていました。
ところで、城内のところどころにこのような郭の名などを示す石柱が立てられていて、上部には解説サイトのQRコードがあるのですが…ことごとくリンク切れでした。
メンテナンスが追いつかないのでしょうか、それとも存在が忘れられているのか…
いずれにせよ残念なことです。
妙見神社
次は、倉跡と奥ノ山の境目あたりから城の南側へ抜ける通路を下りていきます。
通路は竹林の中を下って行くのですが、台風15号・19号の影響か折れた竹が大量にありました。
城南側に下りると、奥ノ山から移設された妙見神社(散策マップ12)があります。
妙見神社は千葉氏の守護神だそうです。
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