どうやら横浜の氷川丸・日本丸やお台場の宗谷・羊蹄丸のように、引退した青函連絡船を係留して内部を公開しているようです。
東京横浜の保存船舶と違い、外から一見しただけでもさびだらけ。老朽化が目立ちます。
…でも、面白そうだな。そういうの大好き。
タラップを上がって船内エントランス、受付カウンターへ。
団体観光客向けの貸しホールなどのエリアにはそこそこ人がいたようですが、見学コースの方にはほとんど人の気配もなく…。
まぁいいや、そのほうがゆっくり見られるし。
というわけで、迷わずチケットを購入して突入。
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見学コース最初は、青函連絡船が活躍した当時の文化を伝えるコーナー。
これは蓄音機。
当時の船客の荷物はこんな感じ。
風呂敷包み、カゴ、古びたカバン、ズタ袋…。
なぜか古いカメラが並んでいます。
当時、商店で使われていた品々。
台秤や店名の入った半被、手ぬぐいなどが並んでいます。
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一通り当時の品々を見たあとはホールで当時の映像を見ました。
パンフレットには3Dシアターと書いてありましたが普通の映画w
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この土偶とクリオネが合体したような人形は、昭和63年に開催された『青函トンネル開通記念博覧会』、通称『青函博』のマスコットキャラクター『シャコちゃん』だそうです。
エビの親戚のシャコではなく、青森県内で出土した『遮光式土偶』に由来した名前です。
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【青函鉄道連絡船記念館】
このエリアには船や鉄道の模型が展示されています。
歴代の連絡線の模型。
これは青函博会場のジオラマでしょうか?
三角形の印象的な建物は『アスパム』という名で、いまも観光物産館として青森市のシンボル的な存在となっています。
一瞬鉄道かと思ったのですが、グリーン船室の座席の復元だそうです。
最前部には青函連絡船のビデオ上映が。
客室のようです。
雑にかけてある浴衣が、かえってリアルですw
船長室…だったかな?
サロン会議室、ですが…
床に置かれたバケツは一体…?
船橋。
客船の船橋は広くて空間に余裕があります。
船橋から見下ろした前甲板。
かなり腐食が進んでいます。
補修が行き届いていないのか、それとも敢えてこうしてあるのか…
船橋内に、本来の機材に混じってこのようなゲーム機も置かれています。
ハンドルを操作して船を目的地まで進めるという物ですが、案外難しい…。
無線室。
何台もの無線機が置かれています。
今まで見た無線室の中で一番広いかな。
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さて、ここまでなら『内部を公開している船舶』ではよく見る物ばかりなのですが…
八甲田丸には、他ではあまり見ることのできない変わった展示がありました。
長くなってきたのでエントリを分けます。