今帰仁城

それでは【今帰仁城】に突入!


今帰仁城・平郎門1
入口前。
今帰仁城・平郎門2
【平郎門】
本土の城の大手門に相当する、城の正門です。
中城城もそうでしたが、沖縄の城の門は驚くほど小さなものです。
今帰仁城・平郎門を裏から
平郎門を城内側から。
門の両側には見張り部屋?があり、さらに両脇には見張り台があります。
見張り台は上に登ってみることもできます。
今帰仁城・門を入ってすぐ.jpg
門の先は長い通路と階段。
今帰仁城・大隅.jpg
左手には【大隅】と呼ばれる領域。
場外に通じる洞窟もあるそうで…
今帰仁城・城内道.jpg
道は真っ直ぐ続いています。
さらに奧へ進んでいきます。
今帰仁城・大庭.jpg
階段を上り詰めると、【大庭(ウーミヤー)】
正殿の前衛にある庭で、儀式などが行われた場所のようです。
今帰仁城・御内原1.jpg
続いて【御内原(ウーチバル)】
女官達の生活の場であった、と伝えられているそうです。
建物などは残っていません。
今帰仁城・御内原2.jpg
ここも御内原の一部。
眺望がよく、晴れていれば与論島まで見えるそうです。
…生憎、この日は曇り空であまり遠くまでは見えなかったのですが。
今帰仁城・大隅の城壁を見下ろす.jpg
御内原から大隅を見下ろせます。
広大な領域を囲む、独特の曲線の城郭がよくわかります。
今帰仁城・主郭.jpg
主郭。周囲より一段高く作られています。
本丸に相当するものです。
いくつかの建物の礎石が現存しています。
今帰仁城・主郭の火の神.jpg
唯一の建物、火の神の祠。
今帰仁城・志慶真門郭を見下ろす.jpg
主郭から【志慶真門郭(しじまじょうかく)】を見下ろす。
志慶真門郭は家臣たちの生活の場だったそうです。
主郭から下りられるようになっているようなので、早速…。
今帰仁城・城壁.jpg
主郭を出たところで城壁を振り返ると、すぐ外が急な斜面になっています。
やはりここが軍事要塞だと実感できます。
主郭から志慶真門郭へ下りる通路は工事現場のような仮説のものでした。
…そのうちオリジナルの通路が復元されるのでしょうか?
今帰仁城・志慶真門郭より城郭を見上げる1.jpg
志慶真門郭から主郭城壁を見上げるとこんな感じ。
石積の様子がよく判ります。
この位置から見上げると『強そう』な城に見えます。
志慶真門郭内の地面がかなり傾斜しているのですが、当時は段差を作って建物を建てていたということです。
今帰仁城・志慶真門郭より城郭を見上げる2.jpg
志慶真門郭にはいくつかの建物跡が残っています。
杭のようなものが長方形に並んでいる部分がそれぞれの建物跡です。
説明パネルによると、1つは4×5m~6×6m程度の大きさで、瓦が出土しないことから茅葺きまたは板葺きであったと推定されているそうです。
…運悪く、ここで雨がぱらついてきました。
城内はこのくらいにして、次は近くにある歴史センターを見学することにしました。
今帰仁城・外石垣.jpg
今帰仁城交流センターまで戻って。
先ほどチャレンジコースから出てきたあたりにも石垣が。
大隅のさらに外にある郭のものですね。
交流センターのチケット販売所でスタンプゲット。
これで沖縄県内はコンプリート。
交流センターには売店・レストランがあります。
…まぁ、レストランはいわゆる観光地グルメに過ぎず、僕は正直に言えば魅力を感じませんでしたが。
今帰仁城・歴史センター.jpg
【今帰仁城歴史文化センター】
今帰仁城・今帰仁村で発見された遺跡から昭和30年代の生活雑貨までのいろいろなものが展示されていました。
ちょっと変わったものでは、大戦中の航空機の外部燃料タンクを改造したボートがありました。なんというか…見習わなくては…。
~~
帰りは通常コースを歩きました。
自動車が通れるようにきちんと舗装された道路。
体力は使いませんが、面白みはありません。
行きにチャレンジコースを上ってみてよかったと思います。
今帰仁城入口バス停付近.jpg
今帰仁城入口バス停の近くにあった…交通安全標識なんでしょうが…
このやる気のない造形は一体w
~~
今帰仁城入口からバスに乗車。
次の目的地は有名な【美ら海水族館】です。
~~
【今帰仁城】
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊4874
0980-56-4400
見学可能時間:09:00-17:00
無休
入場料:400円(歴史センターとの共通券)
名護バスセンターより65または66番バス『今帰仁城入口』下車
バスは右回りと左回りの関係なのでどちらでも通りますが、
名護からは66番の方が近く、所要時間45分・運賃770円でした。
バス停からは徒歩15分(チャレンジコースなら30分以上)

タイトルとURLをコピーしました