国立科学博物館【1970年大阪万博の軌跡】展

今日は、国立科学博物館で現在開催中の
【1970年大阪万博の軌跡】展
を見学してきました。


大阪万博のあった1970年といえば、僕が生まれた翌年。
もちろん当時の記憶はまったくありません。
前回の特別展【菌類】にくらべて、ずっと展示品も見学者も少なくて…
ユニフォーム.jpg
会場入口では、日本館コンパニオンのユニフォームが。
万博会場ジオラマ.jpg
万博会場のジオラマ。
一番手前が駐車場、会場の手前側はエキスポランド、その奧に太陽の塔、一番奥は日本庭園…など、現在も残っている施設が見えます。
七重の塔の形をしたパビリオンも!
よろこびの塔タペストリー.jpg
『よろこびの塔』に展示されていたタペストリ。
黄金の太陽の図柄は、原子力の平和利用を表したものだそうです。
かなしみの塔タペストリー.jpg
こちらは『かなしみの塔』に展示されていたもの。
キノコ雲は、いう間でもなく原子力の軍事利用がモチーフ。
文楽人形.jpg
文楽人形。
なんと、今でも動きます。
動力は空気圧のようです。
最新型の仕掛けに比べると動作がぎこちないのですが、これが39年前の最先端技術だったのですね。
文楽人形姫.jpg
文楽人形の1つ、顔部分。
この状態では普通の顔ですが…
文楽人形鬼.jpg
一瞬のうちに鬼の顔に。
この変身は先端技術ではなく伝統技術、ですね。
他にもいくつか、パビリオンで展示されていたものが。
人間洗濯機.jpg
この、昔の未来的なデザイン(変な表現)のカプセルは、
『未来』の理想の家庭機器の1つ
『人間洗濯機』
だそうです。
シャワーに始まって、全自動で全身をキレイにする装置。
15分で入浴完了。
人間洗濯機ビデオ.jpg
使い方を示したビデオも上映。モデルさんの表情が微妙(笑)
当時パビリオンで描かれた、一般家庭にも人間洗濯機が普及するということにはなっていませんが、この人間洗濯機の技術は要介護者むけの入浴設備に応用されているそうです。
太陽の塔内部.jpg
最後はこの怪しげなオブジェというかジオラマというか。
オウム貝や三葉虫、ウミユリなどの古代生物がたくさん。
…太陽の塔の中に飾られていたそうです。
残念ながら、現時点では太陽の塔の内部は非公開。
2010年の万博開催40周年に再公開を予定していて、現在補修工事がされているそうです。
他にも、来年の40周年に合わせて公開予定のものがいろいろあるようです。
…公開されたらぜひ見に行きたいですね。
最後に、万博の記録映画のダイジェストを視聴。
20分ほどありました。
万博そのものも興味深いのですが、当時の雰囲気は僕の小さい頃の記憶とも重なり懐かしい気持ちが。
というわけで、国立科学博物館の特別展としてはかなり地味なのですが、面白く見学しました。

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