19:35頃、『ディナーの用意ができました』との車内放送。
北斗星(上り)には18:00~と19:40~の2回のディナータイムがあります。
ディナータイムの利用は完全予約制になっています。
『1回目・2回目のどちらを利用するか』や『メニュー』は、乗車3日前(だったかな?)までにみどりの窓口等で予約し、チケットを購入しておかなければなりません。
ディナータイムのメニューは2種類。
懐石御膳5500円
フレンチコース7800円
日常の食事どころか旅行中に食べる現地グルメに比べても値が張るのですが、
北斗星にはそう何度も乗れる物ではないので、今回は大奮発してフレンチコース。
ロイヤルの乗客は部屋まで料理を持ってきてもらうこともできるのですが、
いちど食堂車も利用してみたかったので食堂車【グランシャリオ】へ。
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先ほど見学したときとは違い、食堂車のテーブルはこのようにちゃんとしたディナー用のセッティングになっています。
でも…
人少ねぇ!
僕を入れて3組4人しかいません。
やっぱり値段が高いからかなぁ…。
実はディナータイム後~深夜には『パブタイム』として予約不要の営業があり、
その時はピザ800円とかカレー1200円とかパスタ1200円とかハンバーグセット2000円とかいう手頃な値段で食事ができるようになっています。みんなそちらを狙っているのか、あるいは駅弁等を持ち込んでいるのか…あとは車内ワゴン販売でも軽食が購入できますね。
開放型寝台だと荷物を置いて自分の席(寝台)を離れて食堂車に行くのに抵抗がある、という人もいるでしょうし…
と、いうわけで、どうもディナータイムに来ているのは僕も含めて『北斗星は今回が初めて』な人たちばかりだったようです。
…その証拠に、料理が一品運ばれてくる毎に一斉にカメラを取り出してる(笑
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北斗星の食堂車の名前【グランシャリオ】とは、フランス語で北斗七星を指すのだそうです。直訳すると『大きな車』?(←実はフランス語ほとんどわからん)
天井の照明は控えめで各テーブルにおかれたランプが灯され、落ち着いた、古い名店のような雰囲気。
それなりに揺れはあるものの、揺れ・振動・カタンコトンというレールの音をBGMにした食事もまた旅の楽しみというもの。
というわけで1品目…
魚貝のサラダ仕立て。
パプリカ、アスパラガスなどの生野菜にイクラ、ホタテ、カニをトッピング。
仕上げはバルサミコソース。
さすが北海道…と思わせる、魚貝たぷりの前菜。
これだけでかなりボリュームがあります。
見た目も華やかです。
パン。
写真を撮る前に千切ってしまいました(苦笑
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魚料理がでてくる頃に長万部駅に停車。
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魚料理。
ヒラメ?を湯葉で包んで蒸した物のようです。
ソースは二種類。
緑色のソースはバジル風味、白いクリームソースはニンニクをたっぷりきかせてあります。
淡い味わいの白身魚は非情に柔らかく、ナイフを使うまでもなく身をほぐせます。
湯葉で包んで形を保ったまま加熱するというのはいいアイディアかも…。
湯葉と魚の食感の違いも楽しめます。
トッピングされたトマトの酸味がちょうどいいアクセント。
肉料理。
牛フィレ肉のソテー。
ソースは赤ワインベース、上にはキノコをたっぷり使ったトッピング。
ジャガイモ、カボチャ、オクラなどの温野菜が添えられています。
これまた軟らかい肉…。
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肉料理を食べ終わった頃に八雲駅に停車。
ふと窓の外を見ると雨がふり始めています。
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デザート。
チョコレートのケーキとバニラアイスクリーム、フルーツの盛り合わせ。
…ソースをかけているときに揺れたかな(苦笑
濃厚な生チョコレートのケーキがとても美味。
最後はコーヒーで〆。
美味しかった…。
たっぷり1時間以上かけて優雅に食事をしました。