歴史館を出て、次は【遺構展示館】へ。
平城宮跡の遺構を、土を掘りかえした状態のままで見られます。
…よりによって、朱雀門から見て一番奧。
1km以上歩きます(笑)
会場内には【ハートフルトラム】や【ハートフルカート】と名付けられた車両が運行されているのですが、これらは身体障害者や高齢者向け。歩行に不自由のない人間は乗れません。
だだっぴろい野原の中に作られた細い道をひたすら歩いて…
到着。
このあたりまで来ると見学者もまばらです。
確認された遺構全体が俯瞰できる地面の模型。
遺構展示館の下にこれが埋まっているわけ…ですよね？？
井戸の枠や木樋があったり…木製なのによく1000年も残っていたなぁ…！
内裏正殿の復元模型。
中国の影響の強い大極殿と違い、檜皮（ひわだ）葺き掘立柱建物という和風の建築だったそうです。
第2次大極殿基壇の断面標本。
…といっても素人にはどこがどうなっているのかよくわかりません。
鬼瓦があったり、
センと呼ばれる奈良時代の煉瓦があったり。
そしてやはり圧巻は遺構の露出展示ですね。
多数の柱の跡の残る土面をデッキの上からみることができます。
４度にわたる立て替えによる大小の柱の跡がごちゃごちゃと並んで複雑になっていますが、どれが先にあけられた穴かもちゃんと判っているそうです。
もう１つ露出展示。
水路のように見える部分（実際は水路ではないようですが）に、先ほど展示されていたセンが奇麗に並んでいます。
～～
【遺構展示館】
http://www.1300.jp/hall/kyuuseki/ruins.html
入場無料
見学時間：30分～
