櫓門から下りて本丸の中へ。
上田城本丸跡の一角には現在【真田神社】があります。
歴代城主を祀った神社で、建立された当初は【松平神社】だったのが【真田神社】と呼ばれるようになってしまったのだとか。やっぱり真田氏の方が人気があるんですね…。
最近のゲームや漫画のキャラクターとしての真田幸村人気から、絵馬にどうみてもBASARAの幸村のようなイラストを描いている人がいたり、『幸村みたいな彼氏が欲しい!』と書いている人がいたり。
また真田幸村が智将として名高いことから学問の神とも見なされているようで、『○○大学合格』のような絵馬もあったり。
境内にはこの大きな樽に屋根を着けたようなものがあります。
これは一体何かと思ったら…なんと茶室でした。
窓から覗いてみると、中にはちゃんと畳が敷いてあるようです。
2人入ったらいっぱいになりそうな大きさです。
神社の裏手にある【真田井戸】。
この手の井戸にはよくあることですが、城外へ脱出する秘密通路になっている…という伝説もあるそうです。それが事実だと確認した人がいるわけでは無さそうですが。
【西櫓】。
これも神社の裏に回って観に行くことができます。
残念ながら中には入れませんが、東虎口門の南北櫓とよく似た外観です。
なお、東虎口門南北櫓は市内の他の場所にあったものを移築したのですが、この西櫓は江戸時代初期に建てられたままずっとここに残っている貴重な建築物です。
真田神社の北側、本丸跡の残りの部分はこのようになっています。
真田神社側(南側)の開いたコの字型に土塁があり、その外側は水堀になっています。
櫓跡を示す説明板や休憩用の椅子、いくつかの記念碑がある以外は建築物はありません。