高知城の本丸御殿へ。
小振りなな書院造りで、藩主の居室や対面所などがあります。
ほとんどすべての部屋が見学可能。
玄関を入ってすぐ、【式台の間】。
正面に床の間のある13畳の部屋です。
額に描かれている【懐徳館】とはこの本丸御殿のことです。
つづく【九畳の間】だったかな…
これはNHKのドラマ化の記念でしょうか。
廊下を進んで【納戸蔵】。
二の丸御殿などで発見された欄干が展示中。
花だの鳥だの複雑な形です。
ごちゃごちゃ並べてあるだけであまり見やすい展示ではなかったのですが…。
【四の間】には大河ドラマ撮影時に千代役の仲間由紀恵さんが着た衣装が展示されています。
ケースに入れるでもなく、その場に露出展示なんですが…傷まないのかな。
襖の向こう側は藩主と対面する身分が下の人間が入室する【二の間(下段の間)】。
手前は対面のための控え室である【三の間】。
【三の間】は側には御茶所もあります。
二つの部屋の間にある欄干は波を象った大胆なデザイン。
二の間・三の間の外、本丸屋敷の南側。
屏に細長い窓が開いていますが、これは【物見窓】。
小さな矢狭間・鉄砲狭間から覗くだけでは的の全体の動きが判りづらいのでこのような横方向に細長い覗き窓が作られたそうです。
現存建築としてこれが残っているのは高知城だけだそうです。
【二の間】と向かい合う形の【上段の間】。
名の通り他の部屋より床が一段高くなっており、身分の高い人間のための部屋であることを示しています。正面奧に違い棚と床の間、左手には武者隠しの扉が見えます。
上段の間の裏側を回って、こちらは武者隠しの中。
広さは4畳ほどです。
本丸御殿を一回りしたあとは、天守閣へ。
高知城天守閣は比較的古い型の現存天守。
本丸御殿の北側から入れます。
二つの建物は接近していますが別棟。
写真は天守閣の入口です。厚い漆喰の壁であることがわかります。
1階は展示室になっています。
高知城下のかつての姿を再現したすジオラマ、
土佐藩や高知城の歴史を解説したパネルなどがあります。
天守閣3階…だったかな。
ここにも展示パネルがありますが1階に較べて量がぐんと減り、
がらんとした印象。
何階だか忘れてしまいました(汗
ありがちなことですが…全国の有名な城の写真が飾られています。
天守閣最上階。
外に出られます。
さすがに海は見えませんでした…。
続いて【東櫓門内】へ。
こちらも展示室になっています。
高知出身の偉人の紹介などがありました。
外に出てきました。
本丸を囲む屏に、大型の忍び返しと石落としが見えます。
【詰門】。
本丸と二の丸の間に作られた空堀を塞ぐ形で作られています。
この2階部分は先ほど二の丸から本丸へ渡った通路です。
中2階部分は物置として使われていたと考えられているそうです。
~~
というわけで、思いがけず旅行の早い段階で高知城を一回りすることが出来ました。
次は阿波池田へ移動して祖谷観光バスツアー!
~~
【高知城】
http://kochipark.jp/kochijyo/
天守閣の見学時間:9:00~17:00
閉館日:年末
入城料:400円
JR高知駅より路面電車、【高知城前】下車(10分)