猪熊弦一朗現代美術館

うどんを食べ終わって、さて駅ロッカーに荷物を回収に行こうかな、と思ったところで…
ふたたび丸亀駅前広場。
猪熊源一郎現代美術館.jpg
この変な建物はナニ?
折れ曲がった黄色い棒と、黒いアンモナイトだかオウム貝だかのオブジェ。
壁一面にラクガキのような、古代人の壁画のようなものが描かれています。
近づいてみると…
【猪熊弦一郎現代美術館】
でした。


まだ閉館時刻まで1時間ほどあるというので、見ていくことにしました。
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先に、特別展【杉本博司・アートの起源】から見学。
エレベーターで3Fまでのぼって…
ほとんど隙間のような細い通路を進んでいくと…
突然大きな空間。
展示室の中央には木製の階段が組まれ、その最上段は人の背の倍以上の高さまで続いています。そこには金属光沢を放つ、ドリルのようなオブジェ。
古代の出雲大社にあったと伝えられている大階段のイメージでしょうか。
壁には幾何学的な、奇妙な立体の写真。
よくみると写真の下には数式が書かれています。
…どうやら、その数式が図形を表しているようです。
古代の巨木から切り出した板の上に、直径1mもある鉢をおいた巨大盆栽もあります。
次の部屋では、展示室が小さな小部屋に区切られ、光が揺れています。
覗いてみると、ロウソクを使った影絵のようです。
影は、火のついたロウソクが燃え尽きるまでを1枚のフィルム(ガラス板か?)に転写した物を映し出しているようです。
ロウソクの一生を、別のロウソクで映し出す。
光を放つ物の姿を、影で表現する。
いろいろ面白い作品です。
※屋内で裸火を使うため、なかなか展示(実演)できない作品だそうです。
2Fに降りると、一転して大人しい展示が並んでいました。
建物の写真(なぜかソフトフォーカス)、柱をイメージした彫刻など。
この特別展のテーマは建築物だったんですね…。
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常設展は、もちろん猪熊弦一郎氏の作品。
絵画からオモチャのような小さなオブジェまで、ジャンルは様々。
…ただやはり3Fの展示の方が印象深いですね。
1Fでは杉本博司がどこかの美術館で開いた展示会のセッティングの様子などが動画で見られました。
閉館時刻ギリギリ。館内にいる見学者は僕だけのようでした。
ま、平日だしなぁ…。
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夜の丸亀駅前.jpg
外に出てみると、駅前広場がこんな感じに。
石が光ってる!
…東京だったら節電・自粛で真っ先に消灯させられそうな仕掛けです。
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【猪熊弦一郎現代美術館】
http://mimoca.org/index.php
JR丸亀駅よりすぐ
開館時間:10:00–18:00(最終入館17:30)
入館料金:常設展は300円、特別展は展覧会毎に異なる(今回は1000円くらいだったかな?)

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