国立科学博物館【深海展】

平日、悪天候にもかかわらず会場は混雑。
NHKスペシャルでダイオウイカが扱われた影響でしょうか。
展示は、
表層と深海の違い
深海探査の歴史と装備
深海の生物
という順に並んでいました。


酸素濃度別サンプル.jpg
『表層と深海の違い』では、酸素濃度の違う海水のサンプルが展示…ってそんなの見ても違いが判らねーよ!
しんかい6500.jpg
『深海探査の装備』では、しんかい6500の大型模型が人気!
掃除機のような原理で深海生物を吸い取って捕獲する装置がついているんですね。
そうやってあつめられたサンプルも。
無人潜水艇ピカソ.jpg
無人探査船『ピカソ』と言うものも展示されていました。
ハイビジョンカメラを装備し、海中の状態を母船からリアルタイムで確認しつつ調査させることが出来るというもの。旧式のものより小型で、高性能のズームレンズを装備して小さな生物を拡大撮影することも出来るというスグレモノ。
ダイオウイカ.jpg
『深海の生物』では、ダイオウイカの標本と
マッコウクジラ内部.jpg
マッコウクジラの模型(骨格は本物で、臓器類は模型)が大迫力。ダイオウイカは触手の先まで5m。ダイオウイカとして最大級というわけではないのでしょうが(発見された最大のものは18mだっけ?)、やはりバケモノじみて大きいです。もし海でこんなのに鉢合わせしたら泣きます(笑
他にもグロテスクともいえる生物の標本が多数。
深海生物には発光するものや赤い色のものが多いのがちょっと意外です。
でも深海では長波長成分は減衰してしまうため、空気中では鮮やかな赤でも海中では暗闇に溶け込んでしまうんですね。
発光は、眼球などどうしても影が出来てしまう臓器を海中まで届くわずかな光と同化させて隠すためのものなんだそうです。
却って目立つのでは?と思っていた外見も、深海という独特の条件では隠れ蓑になるんですね。
ヒウチダイ.jpg
ヒウチダイ。
オキノテヅルモヅル.jpg

テヅルモヅルという、脚がたくさん枝分かれしたヒトデの一種。
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というわけで、興味深く見学しました。

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