【お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~】

今日は日本科学未来館の企画展示【お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~】を見学しました。
昨年5月に見学したものの続編です。


前回は『恐怖を感じる』人間の脳の働きをメインにした展示でしたが、今回は心霊現象などの起こる原因を科学的に解明しようというもの。
例によって、入口からお化け屋敷エリアを経由して展示エリアへ進む形式になっています。(恐いのがダメな人はスキップもできます)。
前回は廃病院でしたが、今回は村はずれにある、地元の人から『化け物屋敷』と呼ばれている一軒家の心霊現象を調査する、という設定。
例によって一組ずつ順番に中へ通されます。
…そのせいで空いている割には入れるまでに数分かかるのですが…。
では突入。
細かい仕掛けのネタバレはしませんが…
今回もあまり恐くありません。
なんというか、仕掛けの動作タイミングが悪いんですよね。
たとえば何かが飛び出してくるような仕掛け。
すぐ近くにいるときに視界の隅ギリギリから飛び出してくれば驚きもするのですが、まだはるか遠く廊下の先にあるときに既に動いているのが見えてしまえば間抜けなだけです。
…この理由は後で分かります。
いくつか仕掛けそのもののアイディアが面白いものはありました。
生首が表情を変えながら飛んで来たとき『なるほど』と思いました。
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次は解説コーナー。
心霊現象の原因として考えられる事柄を解説。
・人魂
いろいろな説がありますが、ここでは生物の蛍光という解説をしていました。
刺身用のイカを塩水につけて一昼夜放置すると蛍光を発するようになるんですね…今度試してみようかな…。
・電気製品の異常
電磁波ノイズによる誤動作や、ラジオにスポラディックE層により遠方の放送電波が入ってくるのを心霊現象と誤認している、と。
・ポルターガイスト、ラップ音
共振により小さな振動が増幅される、
建材の歪みが一気に戻る、
など。
・お菊人形
人形の髪は長い髪の中央を頭部に留めて二つ折りにしてあった、という説を初めて聞きました。このため、留めてある部分がずれるとその分伸びて見える、と。これなら最大で2倍近くまで髪が伸びることもあるんですね。
…というわけで、解説を見た後で…
前回と同じく、最後はお化け屋敷エリアの仕掛けを操作するコーナー。
モニターで見学者の位置を確認しながら、あちこちの仕掛けを起動するスイッチをおすのですが…
みなさん、モニターに人が映るとすかさずスイッチを押してしまうんですね。そのせいではるか遠くで仕掛けが動いているのを目撃…ということになってしまったわけです(苦笑)
今日は人が少なかったため、操作側の見学者が途絶えてしまうとボランティア解説員の人たちがスイッチを操作していました…。
そうしないとお化け屋敷エリアがただ暗いだけの通路になってしまうんですよね(笑)
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というわけで一通り見たのですが…
入場料700円(常設展示は別)にしてはショボかったなぁ…というのが正直なところだったりします。
前半のお化け屋敷にはお金がかかっているのだと思いますが、肝心の解説展示はパネルが主で、あとはビデオが数点だけ。
元を取ろうと(?)空いているのを良いことに仕掛け操作コーナーで散々他の見学者を怖がらせてしまいました…。

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