さきたま史跡の博物館
将軍山古墳から10分ほど歩いて、古墳公園の南部にある【さきたま史跡の博物館】に到着。
チケットは将軍山古墳と共通です。
テーマ展示室
展示室に入ると、リアルに復元された古代軍馬の実物大模型がお出迎え。
馬に幟?をつけるための器具と、それをつけた姿の埴輪です。
古墳の時代にこの形の幟がついているのは初めて観ました。入口の古代軍馬はこの埴輪をリアルにしたものでしょう。
古代の馬具(軍装)など。
埴輪ですが、なんとなくクリオネっぽい…
国宝展示室
いよいよ史跡の博物館最大の目玉、国宝に指定された将軍山古墳からの出土品の数々を展示する国宝展示室です。
国宝展示室の中でも目玉中の目玉、将軍山古墳から出土した【金錯銘鉄剣】です。
剣の表面に金で刻まれた文字は国内最大の115文字。国宝に指定されています。
※近寄って文字が読める写真を撮りたいところですが、『接写禁止』だったので…
移設民家
博物館の近くにある【旧遠藤家】。
江戸末期の農家で、幸手市内から移築されたものだそうです。
稲作農家として、屋内での作業がやりやすいように土間が非常に広いのが特徴。
残念ながら立ち入れるのは土間(台所)部分のみで、部屋には上がれませんでした。
おまけ
史跡の博物館の近くにある【県名発祥の碑】です。
もともと『埼玉』とはこのあたりの地名で、現在も『行田市埼玉(さきたま)』です。その名の歴史は古く、律令時代に設置された『前玉(さきたま)郡』にまで遡れるとか。
以上で行田の見学は終了。このあとバスに乗ってJR行田駅へ。駅に着く頃にはすっかり日が落ちて暗くなっていました(周遊バスだったため、やたらとあちこち遠回りして時間がかかったというのもありますが)。朝イチから忍城、火縄銃実演、古墳とあちこち見学して、盛りだくさんで満足な一日でした。
データとまとめ
さきたま古墳公園
Webサイト | さきたま史跡の博物館 |
地図 | さきたま古墳公園 |
アクセス | JR行田駅・秩父鉄道行田市駅より市内循環バス『観光拠点循環コース』で『埼玉古墳公園前』(本数が少ないですがバス停は古墳公園のすぐ前です) JR吹上駅・秩父鉄道行田市駅より路線バス利用『産業道路』下車(各駅から1時間に3~4本ありますがバス停から1km歩きます) |
開館時間 | 公園部分は見学随時 史跡の博物館は09:00~16:30(16:00最終入場) |
休館日 | 月曜(祝日、振替休日、埼玉県民の日の場合は除く)、年末年始 |
入場料 | 公園部分は無料 史跡の博物館は200円(将軍山古墳展示室と共通) |
備考 | 公園に駐車場あり 公園内数カ所にトイレ、飲料自販機あり |
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