先日見学した横須賀美術館の『日本の巨大ロボット群像』で、実物大スコープドッグが稲城市にあると知りました。
稲城市はメカニックデザイナー・大河原邦男氏の出身地ということで、稲城市内のあちこちに大河原氏デザインのロボットなどが展示されています。ちょいと検索してみると、スコープドッグ以外にもいろいろあるようです。
ちょうど 永野護デザイン展 からの帰り道なので、途中下車して観に行くことにしました。
南多摩駅
まずはJR南武線の南多摩駅で下車。
駅北口にはヤッターワン。テレビアニメーション作品『ヤッターマン』の主人公機(という表現でいいんだろうか?)です。乗員(主人公)は内部に乗り込むのではなく、くるぶし?のあたりのステップに足を乗せ、肩の部分のグリップに掴まった状態で走行します。昔の消防車で消防士が車体側面に捉まった状態のイメージらしいです。最初のアニメ作品の放映は1977年、当時非常に人気を博していたタイムボカンシリーズの2作目でした。その後2008年にリメイクテレビアニメ、2009年に実写映画も制作されました。
この像の高さは2m程度、設定身長がよく判らないのですが、肩のグリップの高さが主人公が子供(たしか中学生くらいの設定のはず)であることを考えても小さすぎるので、さすがに実物大ではないでしょう。
駅北口を出たら、南武線の高架にそって右手(川崎方面)へ50mほど進んだところです。
駅南口にはヤッターワンが描かれたマンホールがあります。マンホールは駅南口を出て南武線の高架に沿って右手(府中本町方面)へ50mほど進んだところです。
稲城長沼駅
続いて、南多摩駅の一つ隣の 稲城長沼駅 です。本命のスコープドッグが駅南口前にあるはず…
駅を出てすぐ目に入ったのがこれ。これは稲城市のイメージキャラ、稲城なしのすけだそうです。モチーフは梨。稲城の特産品は梨なんですね。
なしのすけのすぐちかく、マンホールがガンダムです。
なしのすけと同じ広場の奥に、いよいよ本命の スコープドッグ があります。『装甲騎兵ボトムズ』という作品に登場するロボット(作中ではアーマード・トルーパーと呼ばれています)で、高さは4m弱、ガンダムの18mに較べるとずっと小さいのですが、この像が設定通りのサイズです。
スコープドッグのある広場の全体図です。左奥の建物が稲城長沼駅です。駅前だというのに人の姿もほとんどなく…まぁ撮影には好都合ですが…。
そして、おわかりいただけるでしょうか…この写真をよく見ると…というか僕も写真を撮っていて『あれ、あそこに…???』となったんですが。
ガード下にガンダムとシャアザクおるやん!
こちらの2体は、『機動戦士ガンダム』最初のシリーズに登場するメカですね。主人公アムロが搭乗する RX-78ガンダム と、ライバルであるシャアが駆る赤塗りの MS-06S ザクII、いわゆる シャア専用ザク です。大河原邦男氏デザインの中でももっとも知名度の高い2体ですね。これらの像のサイズはスコープドッグと同程度の4m弱です。設定身長は18m前後なので、5分の1ほどのサイズです。
ガンダム、シャアザクの位置からさらに右手に進むと、用水路の柵にヤッターワンのプレートがあります。
さらに進むとスコープドッグのプレートもあります。
全体の位置関係を説明する図を作ってみました。自分でも観に行きたい方は参考にして下さい。狭い範囲にまとまっているので10分もあれあばすべて回れます。
稲城市役所
稲城長沼駅から稲城市役所へ(徒歩10~15分くらいの距離です)。なんとロビーにはガンダムが展示されています。こちらは人間大なので、設定の1/10程度ですね。
というわけで、稲城市のロボットめぐりでした!
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