義経最期の地・高館義経堂

中尊寺から駅まで戻る途中、【高館義経堂】に寄りました。


北上川を見下ろすことのできる丘の上、かつて奥州藤原氏に保護されていた義経の居館があったとされている場所です。
そしてその後、鎌倉の圧力に屈した藤原泰衡に攻められ、義経が妻子とともに自害したのもこの地だと言われています。
義経の館の遺構はありませんが、仙台第四代藩主伊達綱村公により建てられた義経堂があり、その中には義経の像が安置されています。
高館義経堂・入口.jpg
高館義経堂の入口。
右手の小さな建物は受付兼売店。ここで入場券を購入します。
高館義経堂・義経堂.jpg
【義経堂】
小さな堂ですが、中には義経の木像が安置されています。
高館義経堂・義経像.JPG
これがその義経の木像。
鎧兜を身にまとった凛々しい姿。
この像には、
兜が頭部とは別造りになっている、
髻(もとどり、髪を束ねた部分)がある、
鎧の上に衣をまとっている
という特徴があるそうです。
高館義経堂・北上川の眺望.jpg
北上川を見下ろす。
高館の目の前で北上川は大きく湾曲しています。
浸食によりこの丘は義経の時代の半分程度まで削られてしまったと言われています。
写真では判りにくいですが左手奥で衣川が合流しています。
高館義経堂・宝篋印塔.JPG
【宝篋印塔】
義経主従の供養塔です。
高館義経堂・芭蕉句碑.jpg
【芭蕉句碑】
この地を見て読んだと言われている芭蕉の句
『夏草や 兵共が 夢の跡』
の碑です。
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【高館義経堂】
http://www.motsuji.or.jp/gikeido/
拝観時間:8:30-16:30(11/5-4/4は16:00まで)
年中無休
拝観料金:大人200円、小中学生50円
見学所要時間:20分

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