日本一高いレストラン

アルペンルートの真ん中、室堂高原には、標高2,450mの高地とは思えない大規模な施設があります。6階建て・客室数80以上のリゾートホテル ホテル立山 と、レストラン・売店・郵便局・観光案内所などの入居した 室堂ターミナル です。

富山側から上ってきて、何カ所かで観光をして、室堂平一周で体力を使って、ちょうどお昼時。というわけで、室堂ターミナル2階の レストラン立山 で昼食をとることにしました。

レストラン立山は昭和のデパートの大食堂のような雰囲気の残るレストランです。設備はちょっと古びていますが、とにかく広い!数百席あります。そして標高2450mの山の上だということを忘れてしまいそうなくらい『普通に』食事ができます。『食事のできる山小屋』ではなく『一般的な形式のレストラン』としては、日本でもっとも高い場所にあるのではないかと思います。

氷見牛しぐれ煮丼 1,600円。失礼な書き方ですが、予想外にちゃんとした料理が出てきました。某テーマパーク内の食堂のような、値段はやたらと高いのに量はちょっぴり・調理は手抜きなものが出てくるかもしれないと半ば覚悟していたのですが。

丼には、氷見(富山県北西部)で育てられた和牛肉がたっぷり乗っています。食べてみると、甘塩っぱい味付けの肉は軟らかく、けっこう美味しいです。ご飯はやや軽めの盛りかな?
右手前に見える汁物は立山地方の郷土料理・さらさら汁です。この名は佐々成政の『さらさら越え』に由来するとも言われています。角形に切りそろえられた大根や人参、山菜などが大量に入った吸い物で、素朴な味わいです。他の料理にもさらさら汁がセットでつく物が多いようでした。
他にミニサラダと漬け物がついています。

というわけで、山の上にもかかわらず、座って落ち着いて温かいものが食べられたのでした。値段は、材料を山の上まで運び上げるコストを考えるとむしろ安めと言っていいでしょう。

レストラン立山定食・食堂 / 立山町その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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