金沢駅ビル内の店・駅の蔵でディナーです。地元の物をいろいろ食べたい、とお店の人に相談したところ、友禅コース 4,000円を勧められました。
まずは前菜・ゴリの佃煮、ローストポークの土佐酢ジュレ掛け、ホタルイカと金時草の酢味噌掛け
造り・がんど・真鯛、甘海老
がんどというのは北陸地方でのブリのこと。
関東では『モジャコ→イナダ→ワラサ→ブリ』なのが北陸では『コゾクラ→フクラギ→ガンド→ブリ』となるんだそうです。
※あれ?『ハマチ』はどこに入るんだ??
揚物・金時草麩と加賀野菜の天麩羅。
加賀屋でも出てきた金時草とは東南アジア原産の植物で、葉の裏側が紫色になるのが特徴です。日本では金沢が主な産地なのだそうです。沖縄でハンダマ、熊本で水前寺菜、愛知で式部草と呼ばれているのも同じ野菜ですが、それ以外の地方ではほとんど流通していないのだとか。
煮物・鴨の治部煮。
治部煮は金沢の料理として有名ですね。
蒸物・加賀蓮根はす蒸し。
焼物・鰺のいしる漬け焼き。
『いしる』は日本三大魚醤の1つで、能登の名産です。醤油に似ていますが材料はイワシ。大豆が原料の醤油に較べて少々クセはありますが旨味がこく、また材料がイワシだけに魚介料理に合います。
ながらもそば。
『ながらも(ながら藻)』というのは海藻の一種だそうです。別名『アカモク』。能登で捕れ、春が旬だそうです。
五郎島金時ブリュレ。
五郎島金時とは石川県産のさつまいもの一種だそうです。
というわけで、石川の素材を使った料理の数々、堪能しました。
金澤旬料理 八兆屋 駅の蔵 金沢駅店 (割烹・小料理 / 金沢駅、北鉄金沢駅、七ツ屋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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