【平和の塔】の2階に【ミステリアスランド】なる施設があったので寄ってみることにしました。
エレベーターを降りると、目の前にチープな看板が…
妙につぶらな瞳の海の怪獣、吹き飛ばされている船、空を舞う翼竜…
なんというか、昭和の怪獣映画のパロディのような…
怪しい、怪しすぎる…。
で…例によってフロアには誰もいません…。
見学者どころか職員がいる気配すらありません…。
一応ネタバレ改行しておこうかな…
どうやらここが入口のようです。
ええと…【納沙布丸】と書いてあるということは、船のデッキのイメージなのでしょうか…?
デッキの向こうには夕日が…
なにやら声が聞こえてきます。
『本日は納沙布丸にご乗船いただきありがとうございます。
これから恐怖と未知の世界への旅立ちでございます。
どうぞ気を付けて、無事脱出されることを心よりお祈り致しております。
では行ってらっしゃいませ…。』
…と、妙に明るいアナウンス声で言われました。
うーん。
入ってすぐ、北方領土の地図。
実質的な国境線には豆電球が点滅しています。
うーん、恐怖…?
その反対側の壁には、『北方領土のくらし』というタイトルで多数の写真が貼ってあったのですが…
薄暗い中に白黒写真を掲示してもなぁ…
写真では明るく補正したので見えていますが、
肉眼では何の写真なのかぼんやり判る程度にしか見えませんでした。
…これ、1階ロビーに展示した方がいいんじゃないのかなぁ??
漁船団の模型??
ますます趣旨が判りません…。
模型本体はともかく、周囲の板の工作がチープです…。
タイムトンネル、と書いてありますが…
ベニヤかなにかで造られたトンネルで…
本来は何かの仕掛けがあったようですが、僕が通っている間には
何 も 起 こ り ま せ ん で し た … 。
『押して下さい』と書かれたボタンを押すと、
海のジオラマに雷が…といってもストロボライトが点滅するだけだったのですが…本当は音も出るはずだったのかなぁ…?
…ここってお化け屋敷の類、と思えばいいのでしょうか??
自分でスイッチを入れて仕掛けを動作させるお化け屋敷というのもどうかと思いますが…。
小さな橋。
周りには骨。
乗るとゆさゆさと揺れますが…
裏で老朽化したモーターが悲鳴を上げているのではないかと思えるゆっくりした動作で…。
深海魚が飛び出してきました。
…といっても、実際に姿が見えるだいぶ前からモーターの作動音がするので、
驚くどころか『なにがでてくるのか』興味津々で待っていたくらいで…
次は翼竜がぐるぐると…
…翼竜じゃなくて痩せすぎのカラスかも?
やたらと機械の動作音ばかり大きく響くのですが、
もしかしたらあれは翼竜の鳴き声だったのでしょうか…。
そして最後にこの熊。
北方領土の思い出話をしているようなんですが…
『おじいさん、みんなビックリしたような顔をしていますよ』
いやある意味驚いたけどさ…
『早く吉田茂さんとスターリンさんに話し合ってもらってよ~
いつまでもまたせないでよ~頼みますよ~』
吉田茂…スターリンって…
何年前の話をしているんだこいつら…
で、これでおしまい。
なにか作動させ損なった仕掛けでもあるのかと、3周してしまいました。
うん、面白かったですよ。
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このミステリアスランドは平和の塔の入場料だけで何度でも見られます(苦笑)
この後は1階に降りて、記念品を買って外に出ました。