伊勢安土桃山文化村 その1

伊勢神宮参拝&おはらい町で食事をした後は、内宮前よりバスで20分弱の所にあるテーマパーク伊勢・安土桃山文化村へ向かいました。
三重県のアミューズメントスポットといえば伊勢志摩スペイン村や長島スパーランド、鳥羽水族館が有名で、それにくらべると伊勢・安土桃山文化村は知名度がずっと低いのですが…原寸大に外観復元された安土桃山城天主をシンボルとし、その城下町をイメージした時代劇テーマパークです。

安土城を見損ねた代わりに、こちらで実物大安土城天主を観ようかと。

というわけで、伊勢・安土桃山文化村前でバスを降りて…

…人の気配がない。

もしかして休業日だった?!
ええと、休みだったら仕方がないので鳥羽水族館の方に行こうかな、でもバスは何分後だろう…

と思ったら、チケットカウンターの1つに灯りがともっているのに気付きました。
…営業してました。

戦国大門
要するにパーク入場ゲートです。重厚すぎて、戦国時代というよりマッドマックスにでも出てきそうです。

領民の里

伊勢安土桃山文化村は山の斜面に沿って建設されていて、三段のエリアにわかれています。いちばん低い位置にあるのが領民の里、中ほどが忍者の里、一番高い位置に安土桃山城があります。各エリア間は階段と、園内バスで結ばれています。

戦国大門を入ってすぐのエリアは、いちばん低い領民の里です。

楽市楽座

ゲートを入って、楽市楽座
TDLでいえばワールドバザールのような、テーマパークのエントランスによくある物販エリアなんですが…写真奥の関所に1人従業員がいる以外、生きている人間が見えません(笑)。手前の数人の武将は人形です。

さらに奥に進んで飲食店が並ぶエリアなんですが…この写真も奥に従業員が1人見える以外は人間が写ってませんね…

伊賀忍者妖術屋敷

まぁいいや、アトラクションやろうか!と、手始めに伊賀忍者妖術屋敷。今度は従業員すらいません(笑)入場券だけで入った人はアトラクションチケットを別に買わないと行けないはずなのに…僕はパスポートを買ったるので問題ないですが。

中はこんな感じ。入口付近は部屋全体が傾いています。このように錯覚を利用した仕掛けの中を進んでいくアトラクションです。

妖怪屋敷

続いて妖怪屋敷
またしても誰もいません(笑)。うん、この雰囲気にもだんだん慣れてきたぞ。

中へ入ると巨大な妖怪の頭がお出迎え。けっこう凝った作りです。

小琵琶湖周辺

領民の里の中央にある小琵琶湖。
ボートの貸し出しもしているようですが、今日はサービスをしていなかったのか、それとも誰も乗る人がいなかっただけか…。 まぁ万が一にも濡れると寒い季節ですから…。

小琵琶湖のほとりには、なぜか黄金の菅原道真公が。

僕がいったときにはやっていませんでしたが、この櫓を活かしたショーなどもあるのでしょうか。

写真奥にある忍者の描かれた小屋のようなものは、どうやら忍者の里の上るエスカレーターだったようです。現在は運行を停止し、乗り口が閉鎖されているようです。

安土城

ちょうど連絡バスの時刻なので、一番高い位置にある(本命の!)安土城天主へ行くことにします。安土城のあるエリアまではかなり高低差があるので、送迎バスが30分に1本運行されています。通称駕籠バス

はい、乗車したのは僕1人でした。運転手さんと雑談しながら、ほんの3分間のドライブ。

大櫓門と天主外観

安土城エリアへの入口、大櫓門
ここの造形はかなりマジメで、本格的な櫓門になっています。

そして原寸大安土城天主へ!
外観は『忠実に(※)』再現されているということで、思いのほか立派です。そしていままで全国各地で見てきた他のどの城の天主よりも派手!真っ赤!金ぴか!

僕にとっては、これでチケット代の元は取れました。

※安土城については資料がほとんど残っていないため、本当の姿は確認しようがない

天主1階

なぜか中国の兵馬俑にあるような人形が展示されています。

こちらはキリスト教を題材にした版画が多数展示されています。

安土城天守内のメイン展示はこちら。織田信長の生涯をたどるジオラマシリーズです。

1階は桶狭間の合戦ですね。
照明、ストロボ、音響、ナレーションで演出されています。
…残念ながら人形が動いたりはしません。

天主2階

2階は稲葉山城の攻防
稲葉山城、後の岐阜城は昨年本物を見に行きました。

天主3階

3階は小谷城の攻防
小谷城の遺跡は今回で旅行で本物を見たばかり。

天守4階

4階は本能寺
え、もうそこいっちゃった?他にいろいろあるでしょ?

天主5階

5階ではなぜか時間が巻戻って、バテレンと信長の会見風景。
黒服のどちらかがルイス・フロイスかな。

天主6階

外観からも判りますが6階から急に狭くなります。
室内には上下の階に繋がる階段しかありません。
※狭くて1枚では全体を撮れないので5枚の写真を合成しています。そのため少々歪んでいます。

6階では外に出ることもできます。5階屋根の鯱がすぐ近くに見えたり。

伊勢湾が見えます。かえってすぐ近くにあるはずの文化村の建物が見えません。
本物の安土城だとこんなふうに琵琶湖が見えたのでしょうか。

これを撫でてから展望台を一周すると恋愛が成就するとか何とか…

天主7階

7階。階段を昇った先は、金ぴかでした。

ここだけは内装もすこし本物に似せたようです。
ただ数日前に安土で観た信長の館の原寸復元では金一色ではなくいろいろ絵が描かれていたので、そこまで再現出来ていればもっと良かったのにな…。
※狭くて1枚では全体を撮れないので12枚の写真を合成しています。そのため多少歪んでいます。

金ぴかの部屋の一角に置かれている欽猫。この『欽』という字とタレ眉からすると、モデルは萩本欽一さんでしょう。実は萩本欽一さんはこの伊勢安土桃山文化村の『村長(=プロデューサー)』。映画にもちょっとだけ出演しています。

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