小諸城周辺

小諸城三の門の前を通って、次は【小諸義塾記念館】へ。


小諸義塾記念館.jpg
小諸義塾はもとは私塾、後に旧制中学校になった教育施設です。
1893年に開設され、島崎藤村が英語講師として勤務していたことで有名です。
建物は小さいですね。
1階に3室(うち1室は事務室なので見学者は入れない)、2階に3室。
各部屋は現代の小中学校の教室より狭く、全体としてこぢんまりとした建物です。
展示内容は小諸義塾の歴史や講師の紹介、教育方針、塾長木村熊二の紹介など。
講師は各科目1人ずつしかいなかったのですがいずれも名物講師ばかりだったようで、かなりレベルの高い教育が行われていたようです。
だれもが高校そして大学へ(惰性で)いくような今と違い、生徒のやる気も十分だったのでしょう。
塾長がキリスト教の牧師だったこともあり、キリスト教を基礎においた当時の日本としては先進的な西洋式の教育方針だったようですが、日清戦争の頃から国家の教育制度とあわなくなり、わずか13年で弊塾となってしまったそうです。
展示はパネル、写真、書などの他、当時使われていた小型のオルガンがありました。
小諸義塾記念館・歌碑.jpg
建物の横にある、島崎藤村作詞の【惜別の歌】歌碑。
近くにあるスイッチの操作により、演奏を聞くこともできます。
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小諸での最後の見学ポイントは、【小諸城大手門】。
三の門前の地下通路を通って線路の反対側に抜け、さらに5分ほど歩いた場所にあります。
小諸城・大手門1.jpg
大手門周囲は公園として整備されています。
入母屋造の堂々とした櫓門です。
小諸城・大手門2.jpg
土日の午前中に来れば櫓門2階に入れたようです。残念!
またくる機会があるかなぁ…。
軽井沢からちょっと脚を伸ばす…には遠いかなぁ。
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そろそろ5時。
しなの鉄道に乗って軽井沢へ移動。

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