映画三昧月間も今週で終わり。
今日は【二流小説家 シリアリスト】と【真夏の方程式】を観てきました。
二流小説家。
上川隆也が主人公の作家役・武田真治が殺人犯役という以外の予備知識なしで観に行ったのですが、意外に面白かった!
作家の行く先々で次々に発生する殺人事件。しかしその手口は、すでに『犯人』が逮捕され死刑囚として服役中の過去の事件とそっくり同じ。シリアルキラがもう一人いるのか、それとも冤罪なのか。
主人公の周囲には怪しげな登場人物ばかり。昔の事件被害者の遺族たち、『犯人』の再審を狙う弁護士、『犯人』のファンたち…みなどこかおかしい。
二転三転した末に判明した真犯人…
…には、実はあまり驚かなかったのだけど、2時間楽しめたのは確か。
まぁ、いろいろツッコミどころとか、伏線かと思ったら未回収な部分とか、
いろいろあるのですが…。
上川隆也の情けない二流エロ小説作家と、
武田真治のキレた犯人(この人最近こんな役ばっかりのような)は見物です。
作家が死刑囚に面会したことを遺族たちはどうやって知ったのか?
死刑囚の実家から山の中へ入っていったのはなぜか?
一人でやったはずなのに死体をどんだけ深く埋めたんだよ!
姪っ子が襲われたとき作家はずいぶん遠くにいたようなのに(そして実際家に帰り着くまでに昼のシーン→夜のシーンとかなり時間が経過しているようなのに)、その間犯人と姪っ子はずーっと作家宅で待っていたのか?とりあえず警察に連絡しないのか?
昔の事件の妹の思わせぶりな語りはなんだったんだ?
さんざん『あの女には気をつけろ』と言っておいて、中盤までの視聴者のミスリードのためだけだったのか?
などなど。