大堀切~三の丸
二の丸と三の丸の間の大堀切。
高さは人の背丈の数倍はあります。
幅も広く、橋で結ぶのは無理だったのでしょうか…?
三の丸
東西25m×南北110m、城内で最も面積の大きい長方形の曲輪です。
大堀切で二の丸と区切られ、本丸から二の丸に至る主郭からは独立しています。
左右が少し盛り上がっているように見えるのは土塁の跡でしょうか。
三の丸の中ほどには石が一列に並んでいる箇所があります。
何かの構造跡でしょうか。
安寧寺跡
三の丸から下って、安寧寺跡。
畠山氏の墓碑や七尾城の攻防戦で死んだ武士達の慰霊碑などがあります。
畠山氏の慰霊碑。畠山氏の家紋、二つ引両(○の中に=を描いた形)が見えます。
安寧寺跡からは、本丸より広く七尾市街地が見渡せます。
樋の水
安寧寺跡から下ったところにある分岐を、大手道とは反対の方向に少し進むと、樋の水があります。山の上なのですがなぜか水が涸れることなく湧き続けているそうです。
…といっても水量はごく少ないものです。たまに通る人がちょっと喉を潤すことができるくらいでしょうか。 能登地震で水量が減ったという話も聞きますが…。
それともかつては桁違いに多くの水が湧いていて、城内の水の需要の何割かをまかなうことが出来る水源だったのでしょうか?
下山
ひととおり観たので後は大手道を通って下山していきます。
下りはじめてすぐ、つまり大手道の最上部にあるのが沓掛場。城に入る前に身なりを整えた場所です。
写真だと判りにくいのですが七曲がり(下った位置から見上げています) 。
短い間隔で道が何度も左右に曲がりくねっています。道の両側は谷になっています。
このあたりに櫓門があったという記録もあるそうです。七尾城を大手道側から攻めるとすると最初の難関がこのあたりでしょうか。
時鐘跡
朝夕に時刻を知らせる鐘があった場所だそうです。
当時の構造がどうなっていたのかはよく判りませんが…。
長坂
ずっと下ってきました。ここが城への上り口で、かつてはこのあたりにも門があったそうです。
七尾城史資料館
予定より若干早く、沓掛場から約30分で七尾城史資料館に到着。舗装された道路に出てからが案外長く歩きました。
資料館は休館中だったのですが(毎年12/11~3/10が冬期休館期間)、100名城スタンプは玄関前に出してあり、自由に押せるようになっていました。その割にはスタンプ状態も悪くありませんでした。ネットではインクが薄いなどいろいろ言われていましたが…。
このあとは資料館近くのバス停から巡回バスを利用して七尾駅前に戻りました。
以上で七尾城見学は終了!
データとまとめ
サイト | 七尾市による七尾城址の紹介 |
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アクセス | 最寄り駅はJR七尾線 七尾駅 七尾駅から城山駐車場までタクシーを利用すると楽(15分、2300円前後) 登山口は巡回バスまりん号の歴史資料館前が最寄り |
営業時間 | なし |
休業日 | なし |
入場料 | なし |
見学所要時間 | 調度丸から沓掛場まで1時間でした |
城内トイレ | なし |
飲料自販機 | なし 夏場は駅前で必ず調達して下さい |
交通の便は悪いですが、桜馬場下の大規模な石垣や大堀切には見応えがあります。
資料館を見学したい人は冬期の長期休館期間に注意して下さい(休館中も100名城スタンプは押せます)
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