代々木上原のブータン料理店【ガテモタブン】のランチ

今日は非常に珍しいブータン料理のランチです。都内のブータン料理店を検索するとたった2軒しかヒットしません。そのうちの一軒、小田急線 代々木上原駅 近くの ガテモタブン にいってきました。駅東口をでて南(改札を背に右手)の坂を3分ほど登っていったところにあります。

ハーフ3種セット 2,000円(税別)。ブータン料理を食べるのは初めてなので、代表的な料理3種を一度に食べられるセットを注文しました。内容は、パクシャパ、ジャシャマル、エマダツィです。もちろんいずれも食べるのは今回が初めて、それどころかエマダツィ以外は名前を聞くのすら初めてです。

(3種の料理が、それぞれ単品で注文する場合のハーフサイズなので『ハーフ3種セット』のようです)

パクシャパは豚バラ肉と大根の煮物です。和食でもブリ大根など『大根と肉や魚を一緒に煮た料理』はお馴染みなので料理の見た目には親しみを感じます。よくみると和食ではまず見ない分量の唐辛子(荒く挽かれた赤唐辛子)が使われているのが判りますが、実際たべてみるとそこまで激辛というわけでもなく、米によく合う、日本人にも親しみやすい味でした。『辛いものが苦手』な人でないかぎり美味しく食べられると思います。写真ではご飯と同じボウルに盛りつけられているのがパクシャパです。

ジャシャマルは鶏肉をトマトやたまねぎと一緒に炒め煮にしたもののようです。主な使用スパイスは唐辛子と生姜のようで、シンプルで米によくあう味付けです。辛さは今日食べた料理の中では最も穏やかなので、パクシャパと同様、よほど辛いものが苦手な人でなければ美味しく食べられると思います。写真では右手前のボウルに盛りつけられています。トッピングはパクチーです。

さて、問題はエマダツィです。僕はテレビ番組で紹介されているのを見て名前だけは知っていたのですが、ブータンの国民食とも言われるほど現地では有名な料理だそうです。写真では右奥に盛りつけられているのがエマダツィです。一応『スープ』なのですが…液面が見えないほど青唐辛子が山盛りになっています。具が青唐辛子しかありません。スープはほのかにチーズの風味がするもので辛みはほとんどないようでしたが(もしかしたら既に麻痺していただけかもしれませんが…)、この量の青唐辛子です。本気で辛いです。全部食べる頃には汗だくです。ブータン人は唐辛子を野菜として(日本でのシシトウやピーマンのような感覚で?)バリバリ食べてしまうのだそうです。まぁ覚悟してかからないといけない一品ですが、辛ささえ大丈夫ならスープの味はよかったです。なお、このセットではエマダツィの代わりにケワダツィというスープを選ぶこともでき、そちらは具が青唐辛子onlyではなくジャガイモも入るので、相対的に辛さ控えめになるのかもしれません。

というわけで、辛いものが苦手な人にはまったくオススメできないのですが、辛いものが大丈夫ならどれもけっこう美味しいです。パクシャパとジャシャマルはそこまで辛くはないので、初めて行く人はそのどちらかから試してみるといいのではないでしょうか。

パクシャパ、ジャシャマル、エマダツィ、ケワダツィのどれか1品+ご飯のセットはランチタイム1,200円でした。メニューには『ギュンチャンパつき』と書かれているのですが、どうやら今回食べたセットでもご飯の上に乗っている、キュウリの浅漬けのことのようです。

ガテモタブン南アジア料理(その他) / 代々木上原駅代々木八幡駅代々木公園駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7

コメント

タイトルとURLをコピーしました