鉄の処女

…美少女アニメのタイトルだと勘違いする奴はいないだろうな?
今日はお茶の水まで出かけたついでに
明治大学博物館
を見学してきました。
けっこう刺激的です。
気の弱い方はこれ以上読まないで下さい。


常設展示は『考古』『商品』『犯罪』の3つのコーナーに分かれていて、そのうち『犯罪』はテーマとして珍しいので密かに人気があるとかないとか…。
そしてその展示品の中でも注目を集めるのが、表題の【ニュルンベルクの鉄の処女】。
中世ドイツの拷問器具です。
人が入れる大きさの中空の人形の内側に無数の針が…
http://ja.wikipedia.org/wiki/鉄の処女
wikipediaのこのページに掲載されている写真がまさに明治大学博物館の所蔵品。
拷問といいながら…針の太さ・長さ・本数をみると、この中に人を入れて蓋を閉めたら…たぶん即死です。そしてご丁寧にも、再び扉を開けると床が抜けて中の死体が転落する仕掛け。
その隣にはギロチンの縮小模型。
発明当時は【人道的な】処刑具だとされていたわけですが、おもりのついた大きな刃が落下して首と手首を切り落とすという、、、ただ能率良く人を殺すことだけを目的に作られた道具。
日本の物もあります。
二重の十字架の形をした磔台、首を固定する大きな針が埋め込まれた獄門台の模型。
背後の壁には、実際にそれが使われている様子の写真も展示されています。
質屋に押し入って主人を殺害した強盗団全員の獄門と、手引きした小僧の磔で、明治2年に撮影された物だそうです。
…最初はただの資料として見ていたのですが、ふとそれが『本物である』と意識した瞬間に吐き気がこみ上げてきました。
同じ写真がwikipediaにもありました。
**!!閲覧注意!!眠れなくなっても知らないよ!!**
http://ja.wikipedia.org/wiki/磔
時代劇でおなじみの十手や御用提灯、袖搦や刺又などの捕者道具の展示もあります。
規模はそれほど大きくないのですが、刑罰の歴史に興味がある方はどうぞ。
ただし、かなりショッキングな展示もありますのでご注意を。
~~
【明治大学博物館】
http://www.meiji.ac.jp/museum/
JRお茶の水駅から徒歩5分
開館時間:10:00~16:30
入場料:無料
休館日:8月の土日、お盆前後、年末年始、創立記念日(11/1)

タイトルとURLをコピーしました