後楽園

路面電車で【城下】駅まで移動し、そこから徒歩で後楽園へ。
旭川の岸にでると、目の前に後楽園!


後楽園全景
後楽園は、旭川が大きくS字型にカーブをした箇所の広大な中州にあります。
月見橋
鉄橋を渡っていよいよ中へ…
…と思ったら、正門はぐるっと半周回った先と看板が…。
そこは地元の人の散歩道になっているようです。
数分歩いて正門前へ。
正門の真向かいに県立博物館があるので、あとでそちらも見学することにして共通チケットを購入。いよいよ中へ入ります。
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入ってすぐ。
どこからか、ちょっとかわった鳥の鳴き声が聞こえてきます。
空からではなく、地上の高さから。
丹頂鶴
声のする方に行ってみると、ツル(丹頂鶴)の飼育舎が。
なぜこんなところに???
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馬場
続いて、裏通りのような長く真っ直ぐな道に出ました。
観騎亭
少し言ったところに建物があり、【観騎亭】と立て札が。
どうやらここは馬場、つまりウマを走らせるコースのようです。
観騎亭とはその名の通り、家臣達の乗馬の芸を見るための場所なのですね。
さすが武家の庭園。
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沢の池
庭園の中央と思われる方に歩き、大きな池の畔に出ました。
これが沢の池。後楽園の中央に位置しています。
後楽園はほぼ平坦な土地の上に作られている上、木や建物が兼六園や後楽園に比べて少なめです。
芝生が多いのも特徴です。
そのため、この位置から庭園面積の半分以上を見渡すことが出来ます。
御野島
池にはいくつかの島があります。
これはそのうちの御野島。
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ソテツ畑
池をぐるっと回って歩いていくと、なぜか南国っぽい場所が。
ソテツが江戸時代から植えられていたのでしょうか?
戦国の人物
歩いているうちに、なぜか武者の格好をした人たちに遭遇。
ついて行ったら殿様や忍者まで登場。
ゴールデンウィークの特別企画だったようです。
簡単なプロフィール紹介の後、武者・忍者さんたちと一緒に記念撮影タイムがあったのですが、長蛇の列が出来てしまっていたので断念(笑)
殿様の格好をしている方は、本当に殿様(池田家?)の末裔らしいです。
その他、
桜のエリア(4月に来たらキレイだったのでしょうね…)
お茶畑
お茶のエリア(ここで取れたお茶が園内で販売されています)
井田
田んぼのエリア(7月に【お田植え祭】があるそうです)
などのエリアが。
ダイナミックな仕掛けの多い兼六園に比べると地味ですが、四季折々の自然を楽しむことが出来そうな庭園でした。
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新殿
園内の建物の1つ『新殿』の内部は普段は非公開らしいのですが、これまたゴールデンウィーク特別企画として中で紙芝居観賞をする事が出来ました。
内容は、入ってまもなくの場所で見た丹頂鶴について。
江戸時代から園内で丹頂鶴が飼われていたのですね…。
紙芝居製作、演者はボランティアの人々。
台詞を何人もで割っているのですが、ときどき忘れてしまう人がいるのか、
小声で『いまここですよ…!』と台本を指さしながら隣の人にささやいていたり。
新殿から外を見る
殿から園内を眺めた様子。
窓は南西を向いています。撮影したのは正午近くですが、夕刻になればきれいな夕日が見えるのでしょう。
今度は裏通りのような場所に入ってみます。
先ほど渡った月見橋の近く、竹林の中にあるのが御舟入跡。現在は直接見ることは出来ませんがこのほぼ真南に岡山城があり、そこから船で渡ってきた場合の船着き場跡です。
先ほど歩いてきた外の遊歩道は大正時代に追加された物だそうで、そのために現在は入口がふさがれ、水も入ってきてはいません。いまは人もあまり来ない、静かな場所になっています。
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大立石
続いて、大立石。
ヒビが入っているように見えますが、実はこれはもともと1つの大きな岩だったものを分解して園内に運び込み、再度組み立てた物だそうです。
なんとも豪快な造園!
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再び池に沿って半周。
延養亭
園内で一番大きな建物である延養亭の前に出ます。
観光客は中に入ることは出来ませんが、この位置からは園内が一望できる物と思います。庭の造形も見事。
…5月5日だけに鯉のぼりが飾られていました。
というわけで、これで後楽園一周。
機会があれば、次は違う季節…桜か菊か冬景色か…を見てみたいですね。
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【岡山後楽園】
http://www.okayama-korakuen.jp/
JR岡山駅より徒歩25分
路面電車東山行『城下』下車 徒歩10分
年中無休
4月~9月 7:30~18:00(入園は17:45まで)
10月~3月 8:00~17:00(入園は16:45まで)
入場料:350円(博物館との共通券440円)

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