偕楽園の梅見

食事をした店が水戸駅と偕楽園とほぼ等距離の場所のようだったので、そのまま歩いて偕楽園へ向かうことにしました。
県庁所在地の主要駅から延びる道なのに車の少ないこと…。15分ほどで到着。
大日本史の碑.jpg


陸橋から偕楽園に渡ってすぐのところに大日本史完成の碑が。
それほど大きくはなく、陰に隠れていて知らないと見逃してしまいそうです。
偕楽園常盤神社.jpg
まずは常磐神社に参拝。ここには水戸黄門の名前で知られる徳川光圀と偕楽園を造成した徳川斉昭の二人が祀られています。
お守り、というか印籠型のアクセサリ?1,000円で購入。
偕楽園猿回し.jpg
境内で猿回しが。最後の方を少し観られただけでしたが。
4mもある竹馬に猿が乗っていました。お見事。
~~
東門から偕楽園庭園内に入り、ゆっくり見物。
梅は満開。どちらをみても梅です。
まずはまっすぐ好文亭へ。
好文亭1.jpg
偕楽園は入場無料ですが、好文亭の内部を見学する場合だけは有料(190円)です。
好文亭は簡単に言えば休憩所です。
藩主・藩主の奥方・護衛やお付きの人々の部屋の他、領民が入ることを許された部屋もありました。
『桜の間』『菊の間』などと名前がつけられた奥方や女中達の間の襖には、その名前に因んだ花や樹木の絵が描かれています。いずれも見事なものばかりですが全体として必要以上のきらびやかさはなく、また藩主の間は竹の飾り柱があるだけの質素な作り。斉昭公の人柄なのでしょうか。
好文亭2.jpg
面白い設備がありました。
好文亭は3階建てなのですが、最上階まで膳などを運ぶ手間を省くための一種のリフトです。これも斉昭公の発案のようです。
~~
吐玉泉.jpg
杉林を抜けて坂を下っていくと吐玉泉です。
大理石で湧き水を噴水状にしてあります。
太郎杉.jpg
すぐそばの太郎杉はみごとな幹。
杉林・竹林も見事。梅に比べて地味なせいか、ほとんど通る人もおらず閑散としています。
竹林を抜けてまた梅園にもどり散策。
偕楽園・梅園1.jpg
常磐線の線路の北側の高台の上・江戸時代に造園された偕楽園本園だけで3000本。どちらを向いても梅の花。白、薄紅、ピンク、様々な色と形。
偕楽園・おもいのまま.jpg
椿?かと思いましたが、これも梅の一種。
『おもいのまま』という品種だそうです。枝ごとに色の違う花をつけることがあるためこの名が付いたとか。
最後に梅ソフトクリームを食べて、おしまい。

タイトルとURLをコピーしました