松前城の次は【松前藩屋敷】へ行ってみることにしました。
本丸側からみた内濠と松前城天守閣。
松前城の受付で教わった道は、梅林の中を通ったり墓地の間を通ったり(暗いときは絶対イヤだな)。
どんどん町から離れて家もなにもない山の方へ向かっているように見え、案内板もなく少々不安になってきたのですが…
結局10分ほど歩いたところで【松前藩屋敷】の看板を発見。
さっそく中へ入ってみると…
あれ…
なんか想像していたのとだいぶ違うぞ…
藩屋敷というからには武家屋敷を復元して、
その中に博物館のような展示をしてあるのかと思っていたのですが…
どうやら江戸時代の町並を再現したテーマパークのようです。
【日光江戸村】や、小金井の【江戸東京たてもの園】のような感じでしょうか。
ただし、江戸村よりはだいぶ規模が小さく、たてもの園よりは娯楽色が強いようです。
僕以外に見学者もいなければ解説員の姿も見えないので、なんだかものすごく殺風景に感じます。建物も地味だし。
とりあえず近くにあった【奉行所】に入ってみました。
詮議の様子?が人形で再現。
なんとなく人形の表情がやる気無さそうに見えてしまいますが…(苦笑)
…テーマパークというよりは野外博物館という路線なんでしょうか?
いまいち狙い所がわかりません。
この『町』にはいろいろな建物があります。
そのほとんどは中に入れ、一部は2階まで上ることもできるようです。
【旅籠】
旅籠は2階にも登れます。
【商家】
商家の店頭も再現。
隣の蔵の中は民芸品店になっていました。
【長屋】
庶民の家屋である長屋です。外から見ると3軒分ですが、中まで再現してあるのは1軒分。
のこりは企画展示スペースになっていました。
【漁家】
家の中には網だの縄だの巨大な鍋だのいろいろな道具が置かれています。
展示解説によると、当時の漁師は危険を伴う仕事でしたが収入はよかったようです。
【髪結】
普通の家の片隅のようなところで仕事をしていたんですね…?
【廻船問屋】
かなり大きな店構えです。
店頭の再現の他、蔵の中には御用船【長者丸】の大型模型も展示されています。
【自身番】
見張り櫓があるのが特徴の自身番。
交番のようなものでしょうか。
中には捕り物道具が何点か。
【武家屋敷】
武家屋敷だけはちゃんと門があります。
もちろん建物の中にも入れます。
武家屋敷には何部屋もあるのですが、やはり武具が飾ってある部屋がいちばん『らしい』ですね。
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と、ここまで廻ったところで突然激しい雨が降ってきました。
武家屋敷のすぐ近くにある土産物店でソフトクリームを食べながら一休み。
数分でほぼ雨が止んだので見学続行…
と思いましたが、武家屋敷が最奧でした。
これで全部見たのかな…?
また入口の方に戻っていきます。
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『お化け屋敷』らしきものがありました。
一瞬入ってみようかと思ったのですが、
あまりにショボそう
別料金が必要
入口の受付窓口まで行って係員を呼んでこなければならない
ふと時計を見たら次のバスの時間まであと20分
というわけで今回は断念。
もしまた松前に来る機会があったら…見る…かなぁ…?
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というわけで、それなりに面白かったのですが…
結局、僕以外の見学者は4,5人しか見かけませんでした。
夏休み中の日曜だというのにあまりに空いていて、採算が取れているのか心配になるような施設でした。
バス停までは僕の足で15分。
バスに乗って木古内へ戻ります。
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【松前藩屋敷】
開館期間:4月上旬~10月末
開館時間:9:00~17:00
休館日:上記開館期間中は無休
入場料金:大人350円、小中学生230円
交通:【松城】バス停より徒歩20分(松城までは松前城の項を参照)
松前藩屋敷付近
(ストリートビューで寄れるところまで寄ってみました。この道の少し先です)
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