ナチスが宇宙から攻めてくる！
…というアホ映画を観てきました。
一部で話題の【アイアン・スカイ】という作品なんですが…
第2次世界大戦後、月面へと脱出したナチスの残党がその後70年かかって軍備を増強、
アメリカに対して宇宙から攻撃を仕掛ける…という荒唐無稽なストーリー。
…おバカすぎて面白い。
月面ナチスの科学が無茶苦茶。
ツェッペリン型の宇宙空母（何故その形？）を何隻も完成させているかと思えば、
コンピュータは真空管式のバカデカイもののまま。
サイドカー付きバイクは、デザインは第二次世界大戦当時のもののまま…でも真空の月面を走り回っていたのだから中身は進化しているんだろうなぁ…。
対するアメリカを中心とした地球側も、宇宙戦艦を就役させていたり、なぜかミールがドッグファイトを見せたり、いろいろ無茶苦茶です。
『総統は○○にお怒りのようです』のウソ字幕動画でもお馴染みの【ヒトラー最期の12日間】のパロディ場面もあったり…。とにかく全編でたらめのやりたい放題。
音楽はワーグナーのパロディ。ジークフリートの葬送っぽかったり、タンホイザーっぽかったり。
そーいやナチスの大型戦艦の名前は『神々の黄昏』。
メインコンピュータとして地球から奪ってきたタブレットＰＣが使われているという…。
いやタブレット側を分解もせずに短時間でUSBケーブルを作ったナチスの学者って、実はスゴイ天才なんじゃね？
つーわけで、ブラックな笑いに満ちあふれたおバカ映画。
観た人の一部は怒り出すかも知れない不謹慎な内容。
頭を空っぽにしてみるのがいいかも。
台詞は半分くらいドイツ語。
…発音がクッキリしている分、むしろ英語より聞き取りやすかった気が。
