今日は金環食。
天気予報にはずいぶんヤキモキさせられました。
結局、東京~神奈川は曇りの予想。
こりゃせっかくの天体ショーも見られないかも知れないな…と。
それでも朝起きたときはまぁまぁ空が明るく感じられたので、一瞬でも空が見えるかも知れないと期待しつつ、予定通り通常の出勤時間より90分早く撮影機材(三脚、減光フィルタ、予備カメラ)を持って出発。
現着してすぐに三脚をセット。
空は曇り。
でもところどころに雲の切れ目があり、一瞬でも見えないかとチャンスを窺っていると…
突然見えた!キレイなリング!
観測用フィルタ越しなので緑色になっていますが、金環日食の特徴であるリング状の太陽の形はくっきりと見えています。
これが見えていた時間はほんの30秒くらいなんですが。
この30秒のためにいろいろ準備していたんだよ-。
見えてよかったよ-。
次に見えたときには、三日月状の部分食になっていました。
こちらはフィルタなしの通常のレンズのみでの撮影。
実はかなり厚めの雲越しですが、むしろそのほうがくっきり撮影できました。
もう少し薄い雲だと光の拡散が強くて全面真っ白な写真しか撮れません。
(そして雲がまったくなければ受光素子が焼ける…のかな)
その時の木漏れ日はこんな感じ。
部分食写真よりも雲が薄くなった瞬間の撮影で、影がハッキリ見えるように若干コントラストを強調してあります。
光が同じ向きの三日月状に見えるのが、たぶん部分食の影響です。
ピンホールカメラの原理で、欠けた太陽が地面にいくつも投影されているんですね。
そしてまもなく、どこに太陽があるのかすらわからない空模様に。
…ですが、まったく見えないかも知れないと心配しながらも予定通り出かけてきた甲斐はありました。