坂本龍馬を追って

再び路面電車に乗って出発。
JR長崎駅前を過ぎ、【新大工町】で下車。
ここから【亀山社中跡】前を通って【風頭公園】へ至る、通称【龍馬通り】を歩いてみます。


コースは基本的にずっと普通の住宅街の中なのですが、駅からずっと道が分かれるごとに案内が掲示されています。手書きの物が多いのですが…地元の人の手作りでしょうか?
階段と鳥居
ずっと上り坂。
長崎は坂・階段の多い街だとは聞いていましたが、予想より角度が急で、しかも距離が長いため大変です。…ここで生活している人たちは足腰が丈夫なのでしょうね…。平地に住んでいて良かった…。
僕の足で10分ほど上ってきたところで、
龍馬のブーツ
【龍馬のぶーつ像】という、小さな公園のような場所に出ました。
説明書きによると…
『日本で最初にぶーつをはいたといわれる男、坂本龍馬。
  (中略)
 自由の地長崎に来て龍馬はぶーつをはいて大いに張り切ったという』

ということで、坂本龍馬といえば和服にブーツ姿の写真が有名ですが…
ブーツと蛇輪だけの像、というのもよくわからないですね…。
このブーツは大変大きく、誰でも『履く』ことができます。
(説明書きにも『お試し下さい』とありましたw)
非常に小さな公園で、この写真に写っている範囲でほぼ全景なのですが、急な斜面の途中にあるために眺めはよく、ブーツの置いてある台の部分に立つと長崎市街を一望できます。
龍馬のブーツ公園からの眺望
#ずいぶん高いところまで上ってきたのだなぁ、と実感できます。
【亀山社中跡】はこのすぐ近く。
亀山社中跡
残念ながら2006年3月で内部公開は終了してしまいました。
さて、そこからさらに上っていきます。
…日差しも強くなってきて、正直バテ気味でした。
龍馬通りの標語
道沿いに、龍馬のイラストと共に何かを書いたプレートが何枚も取り付けられています。
なになに…

『人生も 一歩一歩の 積み重ね』
『さあ続け この困難が やがては 愉快パラダイス』
『どんとこい ふき出る魂 龍馬に続け』
『幾万の 魂揺さぶる 坂本龍馬』
『今開け 君のやる気が明日を築く』

…なんの標語だかよく判りません。
小中学生に募集でもしたのでしょうか?
【亀山社中跡】からさらに10分、ひたすら坂と階段を上り続けて…
坂本龍馬像.jpg
【風頭公園】の坂本龍馬像前にたどり着きました。
#僕は歩くのがかなり速い方なので、
#普通の人は駅からここまで30~40分程度かかると思います。
長崎市街と湾を見下ろす…というよりは、もっと遠くを見ているような姿でした。
龍馬像の近くには展望台もあります。
風頭公園展望台
展望台から長崎市街、そして海までを一望。
山に囲まれた半すり鉢状の地形がよく判ります。
この写真の左端には、先ほどの坂本龍馬像が写っているのですが…小さくて見えないかな…。
~~
ここで失敗。
下りは一気に【眼鏡橋】の方に行こうとして、道に迷ってしまいました。
しばらく歩いているうちになぜか墓地に入り込んでしまい、凄まじく急な階段…しかも段差が一定でない石の階段…をまっすぐ(最大傾斜方向w)下りていくことに。
途中で貧血を起こしかけて、木陰で数分休憩。危ない危ない。
素直に来た道を戻って電軌で移動すればよかった…
なんとか車道まで出てみると、すぐ近くに
崇福寺
観光ガイドで目にしたことのある特徴的な【崇福寺】の門が!
これで現在位置が判った!
ようやく電停を見つけてほっと一息。
地図を見て確かめると予定のコースより200mほどずれただけだったのですが、体力を大幅に消費してしまったので予定変更。そのまま電軌で出島方面へ向かうことにしました。

タイトルとURLをコピーしました