
対馬博物館は金石城のすぐ近くにあります。というか、金石城の復元櫓門が博物館の正門のようになっています。
思いの外、立派で新しい建物なので驚きました。2022年4月開館、まだ開館から4年ほどしか経っていないのだそうです。
1階展示室
総合展示室

総合展示室は、対馬の自然などについての展示のようです。中央には台上の大型ディスプレイがあり、さまざまな情報が表示されます。

朝鮮半島・対馬に生息するキツツキの一種で、日本に生息するものとしては最大級でしたが、森林伐採や環境の悪化により日本国内のものは絶滅してしまいました。展示されているのは剥製です。

ツシマヒョウタンボク。朝鮮半島~中国北部と、日本では対馬にのみ生息するスイカズラ科の植物。展示されているのは花のついた枝の腊葉標本(押し花など、植物を平らに広げて乾燥させたもの)です。
古代展示室

古代展示室。対馬が五島列島とともに1900万年前に隆起して形成された…という解説から、島内で発見された縄文時代の遺物まで。ちなみに対馬で発見された最古の遺跡は約7300年前の縄文時代のものなのだそうです。縄文時代の遺跡は島内で30カ所ほど確認されているのですが、~1万年前の旧石器時代のものはないようですね。

縄文土器の破片など。

こちらは厳原の増田山の林道工事中に8本まとまって出土した広型銅矛だそうです。対馬は一地域で出土した銅矛の数が日本一で、複数をまとめて地中に埋めるのも対馬独特のやりかたなんだそうです。


もちろん金田城関連コーナーもあり、出土品もあれこれ展示されています。
中世展示室

中世展示室。平安時代から安土桃山時代までですね。

なにかの動物をかたどった様な面白い形なんですが、これは青磁獅子形硯滴、座った獅子を象った硯用の水差しだそうです。13世紀に高麗で製作されたものと推定。

和鐘に朝鮮鐘の意匠を取り入れ、日本で製作された和韓混交鐘。和鐘と朝鮮鐘、全体のフォルムは似ているのですが、装飾がかなり違うんですね。
近世展示室。

江戸時代の対馬。藩主・宗家についての解説がいろいろ。

紺糸縅五枚胴具足・鉄六十二間筋兜四目結紋入。宗家の一族である根緒家に伝来した具足。四目結紋は根緒家の家紋だそうです。

元禄対馬国絵図。元禄年間に幕府が各藩に命じてつくらせた国絵図の1つなのですが、江戸時代に作られたとは思えないほど精密です。
近現代展示室

ただの通路のようですが案内図ではここが近現代展示室だそうです。対馬に関連する出版物が展示されていました。
2階
1階の常設展示室をひととおり見たあと、2階に上ってきました。2階には長崎県対馬歴史研究センターがあり、通路の窓から中を覗くこともできます(撮影禁止)。他に図書コーナーもあります。
講座室

講座室では企画展示っぽいものがありました。対馬の生物の標本がたくさん。ほとんど昆虫ですが。

ツシマテン。対馬にのみ分布するテンの一種で、日本の天然記念物に指定されています。

ツシマヤマネコ。日本では対馬にのみ分布(日本国外では朝鮮半島などにもいるそうです)。
ところで。
…。
ってちょっとまって。
こんなにキレイで広くていろいろ見られる博物館なのに、もしかして見学者が僕しかいないの??
まぁ対馬島内の人以外には現地に行くハードル高いしなぁ…
データ
| 関連サイト | 対馬博物館公式サイト |
| 地図 | GoogleMap |
| 開館時間 | 9:30~17:00(16:30最終入場) |
| 休館日 | 木曜、年末年始 |
| 入場料 | 大人550円、高校・大学生330円、小中学生220円 |
| アクセス | 対馬空港よりバス厳原行きで35分、厳原バス停下車徒歩3分 厳原港よりバス比田勝活きで6分、厳原バス停下車徒歩3分 厳原港より徒歩10分 |


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