名胡桃城 その2

二郭

二郭南虎口
両側に土塁が復元されています。

現地案内板の平面図。図の下方が三郭側です。
この平面図によると、道だけでなく堀切も木橋の左右で食い違う(木橋の、二郭にむかって左側が右側に比べて4mほど三郭側にずれている)ように作られていることが判ります。

現地案内板の復元想像図(ちょいボケた…)。
三郭側と異なり、食い違い虎口・簡易的ですが土塁の間に見張り台を渡した櫓門となっており、より守りの堅い郭だったようです。

二郭南側の土塁は、二郭全域を見下ろせる見学台として利用されています。

二郭の中ほど。二郭は馬出~ささ郭と一列に並んだ郭の中ではもっとも面積が大きいです。だいたい東西の最大幅50m×65m、南北に長い台形をしています。ここがもっともよく復元が進んでいて、南北の土塁と虎口が復元され、いくつかの建物の跡が判るようになっています。
よく見ると建物のあった面よりも虎口の位置の方が1mほど高くなっています。これは外部から二郭の中の様子を見通しにくくするための工夫だそうです。

現地案内板の平面図。左が三郭側、右が本郭側です。

現地案内板の復元想像図。この図では手前が三郭側のようです。

二郭北虎口
初期方向は二郭側を向いています。

現地案内板の平面図。この図は下方が本郭側ですね。

現地案内板の復元想像図。
南虎口と同じく、食い違い虎口と櫓門。さらに見張り台もあります。

二郭と本郭の間の木橋の上より。三郭と二郭の間よりはるかに深い堀です。幅14m、深さ7~9mほどあるそうです。
馬出と三郭の間と比べて形が不規則だし、もとの地形を活かしているのかもしれません。

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