国立科学博物館【恐竜展2011】

今日は時間に余裕があったので、久しぶりに上野の国立科学博物館へ。
特別展【恐竜博2011】を見てきました。
夏休みも終わった平日なのでまぁまぁゆっくり見られる程度の混雑。


今回の目玉は…
新説に基づき、骨格の組み方が変わったトリケラトプスとティラノザウルス。
トリケラトプスは地味な変更なのですが、前足の付き方が90度かわりました。
以前は『手の甲』にあたる部分を前方に向けていたのを、左右外側に向けるようになっています。
ティラノザウルスはもっと大きな変更。
なんと…
『伏せ』
の姿勢で組み立てられています。
従来ティラノザウルスの前足は、身体の大きさに較べて小さすぎるためになんの役にも立っていなかった…とされていたのですが、最近の研究では伏せた姿勢(休憩、待機、展示では『待ち伏せ』と表現)から立ち上がる際に使われていたのではないか…と考えてられているとのこと。その状態を表現するためにうつぶせになった状態で骨格を組み直したのだそうです。
また、CG動画では背中にウロコではなく羽毛が生えた状態で描かれていたのも新しい点。
もう一つ、
かつて国立科学博物館の正面玄関すぐのホールに展示されていたアロサウルスも登場。
これも最近の研究に基づき姿勢が変更されています。
以前は尻尾をたらして地面につけ胴体は直立に近い姿勢になっていたのですが、最近の定説通り尻尾を浮かせて首から尻尾までを水平に近くしてバランスを取った状態に。
このアロサウルス、せっかくの名物コレクションなんだから常設展示すればいいのになぁ…。
というわけで、今回は昔から名前が知られている恐竜の新しい姿が印象的でした。
さらに加えて、主に中国で発見された新種も数種展示されています。
恐竜は毎年どこかしらで特集展示されますが、その度に観に行ってしまいますね。

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