鐘釣の万年雪

復路は鐘釣駅で途中下車。
鐘釣駅は欅平駅や宇奈月駅ほど大きくはありませんが、
それでも土産物店と立ち食いそば店くらいはあります。
まずは駅から歩いて数分の場所にある【万年雪展望台】へ。
トロッコ列車の線路を見下ろしながら歩いて行きます。
…見れば見るほど玩具のように小さい…。


鐘釣・万年雪展望台.jpg
万年雪展望台に到着。
ここから川を挟んだ反対側に積もった万年雪を見られます。
鐘釣・万年雪.jpg
万年雪。何mもの厚さ積もっています。
山の上から雪が落ちてくるので、真夏でも雪が残っているのだそうです。
鐘釣・河原温泉への階段.jpg
さらに先へ10分程進みこの階段を下りたところに【河原温泉】があります。
ここまで駅からの道は実質1本。迷うことはまずないでしょう。
鐘釣・河原温泉湯だまり.jpg
河原は散策自由。
ところどころにこのような小さな水たまりがありますが…
手を入れてみると温かい!
確かに温泉です。
鐘釣・河原温泉.jpg
このあたりは川の流れも穏やか。
天候や上流のダム放水の影響で増水すると、河原温泉へ下りることが出来なくなります。
その場合は先ほどの階段の上に掲示が出るようです。
鐘釣・河原温泉対岸の雪.jpg
河原温泉の対岸にもこのように雪が積もっています。
川を挟んであちら側は冷たい雪、こちら側は温泉。
自然って面白いですね-。
~~
温泉は確かに湧いていましたが、さすがにここで服を脱いで湯に浸かる度胸はありません(笑
というわけで、河原を一回り散策した後は駅に戻ります。
鐘釣駅の案内板によると、駅近くに【鐘釣三尊像】なるものがあるというので、
ついでに見に行ってみようかと思ったのですが…
鐘釣・三尊像.jpg
なんのことはない、駅の近くというかほとんど駅構内のような場所にありました。
黒部川の氾濫を抑え、下流に済む人々の生活を守るために安置されたものだそうです。
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駅前の売店で鐘釣限定の土産物【万年雪のカケラ】購入(←『限定』に弱い典型的日本人w
再びトロッコ列車に乗車。
あとは宇奈月までまっすぐ。
トロッコ列車・平和の像.jpg
往路では気付かなかったのですが、宇奈月ダムの近くの山頂には【平和の像】が建っています。
日本一標高の高い場所に立つブロンズ観音像で、地元出身の作家・佐々木大樹氏手によるものだそうです。
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というわけで、乗っているだけで楽しい黒部峡谷鉄道の旅はおしまい。
これから乗る人へ。
ここまで紹介した見所の多くは、往路(欅平へ向かう)では右側にあります。
往路では右側の座席を確保するといいでしょう。
一番安い普通客車の方がむしろ景色は見やすいです。
季節によってはちょっと寒いですが。
沿線の見所は、ちょうどいいタイミングで室井滋さんが教えてくれます。

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