青梅きもの博物館

吉野梅郷に梅を観にく途中、【青梅きもの博物館】に寄り道しました。
青梅着物博物館.jpg
中は撮影禁止なので建物外観だけ…。


青梅きもの博物館は、民家を改造したような小さな博物館です。
『きもの博物館』ですが、着物というより皇室関係の展示の方が印象に残りました。
最初に観た2Fの部屋は企画展示だったのかな?
大正時代に皇族が婚礼の儀式で着用したという衣装の展示でした。十二単は迫力!
『桐竹鳳凰麒麟』という皇室独特の紋(桐と竹と鳳凰と麒麟の4つを組み合わせた天下太平を表す図柄)や、
『黄櫨染(こうろぜん/天皇の色、赤みのある茶色で太陽の光を表す)』『黄丹(おうに/皇太子の色、オレンジに近い色で朝日を表す)』に染められた布などもありました。
天皇家ゆかりの品の、レプリカではなく本物が展示されるのは非常に珍しいことだと思います。
その真下、1Fは『浜尾記念室』。
元東宮侍従の浜尾実氏から寄贈された品々が展示されています。
銀製のボンボニエール(皇室でなにか祝い事が会った時に招待者に配られる記念品の菓子入れ)、皇太子殿下がご幼少の頃にご着用の洋服など(皇后陛下のお手製!)、ここにも皇室ゆかりの品があります。
浜尾実氏の祖父、浜尾新氏のブロンズ像もありました。
東京大学本郷キャンパスの、安田講堂前広場と三四郎池の間にある椅子に座った人物銅像の原形だそうです。
他にも歴史的衣装など。
伊達政宗の甲冑や、皇太子殿下と雅子妃の婚礼の儀のときの衣装(こちらはレプリカ)もありました。
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【青梅きもの博物館】
http://www3.kitanet.ne.jp/~kimono/oume/
開館日:金土日のみ開館(観梅シーズの3月中は無休ですが、来年以降どうなるんでしょう?)
開館時間:10:00~16:00
入場料:800円

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