石垣山城(一夜城) その3

本丸

いったん南曲輪近くまで戻り、そこから本丸(本城曲輪)へ登ってきました。
本丸はだいたい一辺100mの正方形に近い形で、城内で最も広い曲輪です。現在は写真の通りほとんど林です。
秀吉は石垣山城で茶会を開いたり勅使を迎えたりしたということなので、かつては本丸や二の丸にはそれなりの格式の御殿があったのだと思うのですが、現在の姿からかつてここにどのような建物があったのか想像するのは難しいですね。

本丸の南西にある天守台跡。石垣に用いられていたものか大きな石が転がっていますが、天守台そのものは形が崩れてなだらかな土盛りになってしまっています。

天守台跡からの眺め。まぁ高さもあまりないし木が多いしで遠くまで見渡せるわけではないのですが…。初期方向正面に進むと次の写真の展望台、右手の斜面の下が西曲輪です。
なお、天守台は残っているものの、ここに天守があったかどうかははっきりしていないそうです。

本丸北東端には展望台があります。

展望台からは、小田原の市街地と海が一望できます。

ひとつ前の写真の一部を拡大したものです。
このように岩垣山城本丸からは小田原城天守がばっちり見えます。

本丸の一角に連理木(2本の木の枝が癒着して1つになったもの)がありました。観光地だと縁結びや夫婦円満の御利益がある…として飾り立てていることもよくあるのですが、ここでは小さく『連理木』と書かれた札があるだけ。
とはいえ、なにもなくてもこの木は目立ちます。

本丸を一回りしたら、先ほど上ってきたのとは別のルートで降りて行きます。

本丸北虎口の枡形。
ここも石垣が崩れたものか大石がゴロゴロ転がっています。

本丸北虎口から降りていくと、二の丸中央部に出ます。

これで石垣山一夜城公園内はひととおり回ったかな。

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