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最後の屋上遊園地

嵐山での続100名城巡りのあと、川越に移動しました。目的は、駅近くの【丸広百貨店川超本店】屋上にある【わんぱくランド】。全国でも数少ない、観覧車まで備えた屋上遊園地ですが、耐震改修工事のため2019年9月1日で営業終了してしまうのです。これで関東地方からは屋上遊園地が1つもなってしまうことになります。

僕が子供の頃はデパートの屋上にミニ遊園地があるのはそれほど珍しいことではなかったように記憶しています。さすがに観覧車のような高さのある遊具は多くはなかったですが、平面上のレールを走るようなちょっとした乗り物が設置してある程度の設備ならあちこちのデパートにありました。むしろ『家族でデパートへ行く』行為自体に特別感があり『デパートへ行けばなんでも…買うもの物も、美味しいものも、楽しい遊びもある』という感覚だったような気もします。

そんな屋上遊園地が、最近はどんどん減っています。関東地方では川越の丸広百貨店が唯一。他には名古屋に2箇所、大坂1箇所など、全国に10箇所と残っていないそうです。

それどころか一般客が屋上に出ることすらできなくなった建物も多いようです。そういえば子供の頃行っていたデパートも、いまでは夏場のビヤガーデン開催時以外は屋上が閉鎖されるようになってしまいました。

そういえば、デパート最上階フロア全域を使うような『大食堂』もほとんど見なくなりましたね。いまでは小さな店の並ぶ『レストラン<フロア>』『食堂街』形式がほとんどです。『大食堂』だった頃は『ちょっとリッチ』な感じの洋食メニューが楽しみでした。子供の頃に地元デパートの大食堂で食べたスコッチエッグやクリームソーダは、いまでも『ご馳走』に思えてしまうのですが…。

話がそれました。

関東で最後に残った川越の屋上遊園地。営業終了の理由は耐震改修工事ですが、工事が終わった跡も遊具の復旧・メンテナンスが困難になってしまったことから再開の見込みはないとのこと。というわけで、せめて最後にその姿を写真に収めるべく、『嵐山からの帰りにちょっと寄り道』というには大回りなコースをとったのでした。

デパート入口の売り場案内。一部『部屋』もあるせいか、『屋上』ではなく『7階』という表記です。

屋上へ続く階段を上っていくと、『わんぱくランドでの思い出』を綴った投書のコーナーが。『屋上遊園地閉鎖』の報道がなされた直後から、地元の人々はもちろん、僕のように他地方から思い出のカケラを求めて訪れる人が多数いるようです。

ああ、久しく見ていなかった風景。ビル屋上の、自分より高いところにものがないという開放感と、賑やかな遊具の数々の組み合わせ。

…ただ。

午前中天気が悪かったことから、遊具が稼働していませんでした(涙

『屋上遊園地といえば、最低限これはあるでしょう』という感じのミニ列車。まぁ観覧車など高さのある遊具に比べて敷設が簡単で費用も少なくて済みそうだし(夢のないこと言ってるな…これが歳をとるってことだよな…)

【ひこうき】
アームの先に取り付けられた飛行機型の座席が、上下しながら回るヤツですね。乗り場からして周囲より1フロア分高いので、最高高度はけっこうなものだったでしょう。

屋上全体を一周するモノレール。この遊園地は面積は小さいのに人の背より高い高さを移動する乗り物が3つもあり、非日常感を味わうことが出来たでしょう。

そして屋上遊園地のシンボルとも言える観覧車。
観覧車自体は小振りですが、屋上の端に建っているため、9~10階分の高さから地上を見下ろすことが出来るのだと思います。

他にも、このような子供向けの遊具があったり、

ムチャクチャ懐かしいレトロなコインゲームがあったり、

電源は入っているのに商品が入っていないクレーンゲームがあったり(笑
屋根のあるゲームセンター部分ももうすぐ閉鎖されるからでしょうか。

というわけで、屋外の遊具が稼働していなかったのは残念ですが、昭和の幸せな思い出・最後の屋上遊園地の姿、しかと心(とjpegファイル)に焼き付けました…。

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