佐賀城本丸歴史館

佐賀県内、最後の見学地は【佐賀城】
夏休み期間中は20時まで見学可能になっているので、吉野ヶ里歴史公園から移動した後でも充分に見学時間があるはずです。


吉野ヶ里公園からJRで佐賀駅へ移動。
地図によると駅からは2kmほどなのですが…
…もう旅行6日目、朝8時からずっとあちこち歩き回った後なので、体力が残っていません。駅からタクシー利用。
佐賀城本丸御殿は佐賀城の中心となる建物でした。
明治期にも佐賀藩庁(県庁)として使われ、後に一部は裁判所や学校の建物として利用されていました。
平成5~6年の発掘調査で本丸の礎石が良好な状態で保存されていることがわかり、当時と同じ場所に本丸御殿を復元し、内部を博物館として利用することになりました。
そして平成16年に本丸歴史館開館。本丸御殿の復元は全国初だったそうです。
城門.jpg
【鯱門】というのだったかな?城内への入口です。
現存建築です。明治時代には師範学校の門として利用されていました。
アームストロング砲.jpg
なぜか門の陰に隠れるように展示されていたアームストロング砲。
幕末~明治維新期の最新鋭兵器で、戊辰戦争で活躍したそうです。
…そういえば佐賀って新政府側でした。薩長に比べて土肥の印象って薄いんですが。
ちなみに、佐賀藩がこのアームストロング砲を輸入する際に仲介したのはグラバー商会でした。続けてあちこち見学していると、いろいろ話が繋がっていきます…。
佐賀城本丸御殿
そしてこれが復元された本丸御殿の表玄関。
佐賀城には天守閣もあったのですが享保時代に焼失してしまったそうです。
先に書いたとおり本丸御殿の中は歴史博物館になっています。
まず、佐賀城そのものに関する展示。
江戸時代の佐賀城の図面、明治時代に残っていた建物の写真、本丸御殿のジオラマ、発掘調査時の様子、復元のための技術解説など。展示室の隅には、保存されているオリジナルの礎石部分が観察できるように床にのぞき窓が開けられています。
佐賀城組み木
本丸御殿の復元には、江戸時代の工法が利用されているのですが…
複雑な木組によって柱と梁が固定されている状態を、模型を手にとって確かめることが出来ます。
ほとんどパズル。かなり複雑です。
しかし、ちゃんと組み上がってみると、たしかに釘や接着剤を使わずに固定ができます。昔の人の知恵に感心してしまいます。
次に、佐賀県の関係する歴史や事件。
江戸時代、佐賀藩は福岡藩と交代で長崎の警備を担当していたので、外国絡みの事件には深く関わっていたようです。
長崎奉行所にも関連展示があったフェートン号事件や、ロシア使節来航などの絵図がありました。
ペリー来航・開国・戊辰戦争と続く激動の時期、佐賀は日本史の中心にあったんですね……
佐賀出身の有名人に関する展示。
江藤新平や大隈重信って佐賀出身だったのか。知らなかった。
写真や自筆の書類などとあわせ、その功績が紹介されています。
明治期に発展したいろいろな技術。
模型や図面、写真などが多数展示。
鉄の生産に使う反射炉、蒸気車・蒸気船など、当時のハイテク技術を積極的に取り入れていったことが判ります。
立体メガネ、無尽灯(空気の圧力で油を自動的に供給するランプ)など触ってみられる模型もあります。
古い電話器の受話器を取ると大隈重信の演説が聞けるというしかけも。
順番が前後しますが、建物自体も重要な展示物です。
特に本丸御殿の中で唯一現存していた御座間・堪忍所は必見。
藩主の居間として使われていた建物です。
展示室・休憩室・廊下もそれぞれ発掘調査や文献に基づく復元。
いくつか、展示室としての利用ではなく当時の様子を再現した部屋もあります。
最後に土産物を購入して見学終了。
外に出るとすっかり夜になっていました。
バスで佐賀駅へ。
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【佐賀城本丸歴史館】
http://sagajou.jp/
JR佐賀駅よりバス利用
開館時間:9:30-18:00、ただし夏休み期間中は-20:00
休館日:年末
入館料金:無料(満足度に応じて募金)
見学所要時間:1時間

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